衛星情報活用のさきがけ「東海大学情報技術センター」「東海大学宇宙情報センター」

2017年1月25日掲載

宇宙から地球環境の変化を観測するシステムを構築

本学園では、地球観測衛星や気象衛星など各種人工衛星の機能を結合し、グローバルスケールで衛星情報を高速かつ高密度に一元化する東海大学衛星情報システムを構築し、衛星利用技術の最先端を切り開いてきています。その中心になっているのが東海大学情報技術センター(東京都渋谷区)と東海大学宇宙情報センター(熊本県上益城郡)です。

情報技術センターは、気象観測衛星「ひまわり」1号の打ち上げ(1977年)に先立つ1974年、東海大学代々木キャンパスに開設されました。これはコンピュータによる各種分野の画像情報の収集・解析・処理をはじめ、航空機や人工衛星からのデータを利用した地球環境のモニタリングなど、新しい情報技術の開拓を目的としたもので、わが国におけるリモートセンシング技術のさきがけとなりました。

一方、宇宙情報センターは、1986年に開設され、地球観測、気象など各種観測衛星の画像データを受信・記録する、学園の衛星情報システムの中心基地で、取得したデータを解析・処理する画像解析システム、センター周辺の気象状況を観測する自動気象観測システムを24時間体制で運用し、世界の大学・研究機関に情報提供するほか、地域社会にも貢献しています。

情報技術センター(東京都渋谷区)
情報技術センターで画像解析・処理して作成した日本列島周辺の気象画像
宇宙情報センター(熊本県上益城郡)