太陽の恵みをエネルギーに

2017年4月25日掲載

わが国のソーラーカー研究・開発をリード

東海大学がソーラーエネルギーの研究・開発に本格的に取り組み始めたのは1991年のこと。1970年代の石油危機以降、世界的に再生可能エネルギーへの関心が高まる中、本学園では、地球と人類の未来を見据えながら次世代エネルギーとしてソーラーエネルギーにいちはやく着目。従来の自然エネルギー研究や電気自動車の開発などを統合しながら、学校法人東海大学総合研究機構のプロジェクトとして、ソーラー分野の研究をスタート、1992年、学園第1号のソーラーカーが完成しました。1997年以降は、工学系学部学科による共同研究と学生によるソーラーカー研究会にその成果が引き継がれ、さらに2006年に東海大学チャレンジセンターが開設されると、ライトパワープロジェクトとして、同センターのサポートを受けながらソーラーカーの研究・開発が進められ、今日に至っています。

1号車完成から2017年で25年。その間、2008年、2010年にサウスアフリカン・ソーラー・チャレンジで優勝、2009年、2011年に世界最高峰のワールド・ソーラー・チャレンジで総合優勝するなど、世界トップレベルの大会で輝かしい実績を築き上げています。太陽電池の提供など国内外の企業との連携を推進する一方、2014年にはアラブ首長国連邦アブダビ首長国の石油資源大学とソーラーカー共同開発に関する協定を締結するなど、産学連携、国際連携で最先端の研究が進められています。

なお、東海大学は今年10月8日から15日までオーストラリアで開催される国際ソーラーカーレース「ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ2017」に建学75周年記念事業の一環として参戦し、総合第4位、国内のチームでは第1位でゴールいたしました。
詳しくは次のサイトへ。
https://www.u-tokai.ac.jp/effort/activity/challenge/WSC2017/新しいウィンドウを開きます

工学部の教員・学生が中心となって完成させた学園ソーラーカー1号車(1992年)
湘南校舎でソーラーカーの製作に取り組むライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームの学生たち
2015年型のソーラーカー「Tokai Challenger」