総長・理事長挨拶

建学の精神と創立からの歴史を基盤として
建学100周年に向けた“羅針盤”を手に挑戦を続ける

総長・理事長 松前義昭

 学園の創立者 松前重義は、度重なる戦争により荒廃した国を教育によって再興したデンマークの歴史に感銘を受け、「国づくりの基本は教育にあり、教育を基盤として平和国家 日本を築こう」と決意。私塾である「望星学塾」を母胎に、東海大学を創設し、人と社会と自然が調和した文明社会の建設と、これを担う人材育成を目指しました。文理融合の理念を掲げ、思想を培い、体軀を養い、知能を磨く真の人間教育を推進してきました。今日、本学園は国内外に多くの教育・研究機関、付属施設等を持つ総合学園に発展しています。

 一方、絶えることのない戦争、人々の分断や差別、地球温暖化、食料問題、AIをはじめとする新しい情報技術の進展など、私たちを取りまく環境は刻一刻と変化し、課題は山積しています。

 こうした激動の時代において、明日の歴史を担う強い使命感と豊かな人間性をもち、科学技術、文化、スポーツなど多様な分野において、地球市民として未来を創造していく人材を育成することが私たちの使命です。建学100周年(2042年)に向けて策定した「学園マスタープラン」は、こうした本学園の共通の価値、目標を共有し、協力し合う体制を堅持していくための総合戦略であり、これを未来への航海の“羅針盤”として、学園の運営に取り組んでいます。

 創立者の掲げた理想に向かって、希望の星を仰ぎ見ながら、時代に先駆け、たゆまぬ努力と工夫と協力によって挑戦し続けていくことで、学園に集う多くの皆さまと共に前進してまいります。

学園紹介へ戻る