東海大学とデンマークVIA大学、健康とQOLをテーマにセミナー ~高齢者の機動性に着目 第4回「QOL」ヘルスセミナーをオンライン開催~ 

2023年11月21日

東海大学[湘南キャンパス]健康学部とヨーロッパ学術センター(デンマーク)は、1129日(水)1730から、VIA大学(デンマーク)との共催で「QOL(生活の質)」ヘルスセミナーをオンラインで開催いたします。今回のテーマは、「動的バランス・コントロールと歩行のテスト~6スポットステップテストと2ステップテスト~」です。

 

高齢化が進む社会で長寿とQOLの確保を両立させるには、「モビリティー(体の動きやすさ、機動性)」と「アクティブな生活」の両方をどう維持するかが重要です。特に、健康と要介護の中間の状態(フレイル)にあるときは、転倒などを防止するための対策が優先されます。今回のセミナーでは、VIA大学保健福祉技術研究センター(リハビリテーション・プログラム部門)のジョン・ブリンクス准教授と本学健康学部健康マネジメント学科の遠藤慎也助教の二人が、高齢者の「モビリティー」に焦点を当て、普段の歩行を的確に捉えるテストや移動機能が低下するロコモティブシンドロームの評価方法などを紹介します。

 

本セミナーは、日本とヨーロッパ諸国との学術・文化交流を促進しようと1970年にデンマーク・コペンハーゲンに開設したヨーロッパ学術センターの50周年を記念し、2020年度から毎年開催しています。また、日本で唯一、北欧の社会、歴史、文化、言語を教育と研究の対象とする「北欧学科」を擁する本学は、50年以上にわたって北欧研究の先端を切り開いてきました。

 

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい国際社会づくりに貢献したいと考えています。本セミナーも、そうした本学の方針を体現するものです。

 

■開催概要

日時

2023年11月29日(水)17:30~19:00

対象

臨床現場従事者、事業者、研究者、一般、本学学生、本学教職員、VIA大学教職

実施方法

使用言語

参加申込

Zoom Webinarを利用したオンラインセミナー

日本語、英語

以下のURLよりお申込みください。

https://sites.google.com/view/toaki-via-qol-seminar-japanese/

プログラム(予定)

時 間

内 容

17:30

【ウェルカム】東海大学ヨーロッパ学術センター

17:35

【開会挨拶】東海大学健康学部 菅野和恵 学部長

17:40

【講演①】

演題/ステップ・テスト 歩行の敏捷性と機能的な可動性の臨床テスト

講師/VIA 大学保健福祉技術研究 センター(リハビリテーション・プログラム部門 

ジョン・ブリンクス 准教授(博士)

18:15

講演/健康寿命を縮める"ロコモ"の評価方法と今後の課題

講師/東海大学健康学部健康マネジメント学科 遠藤慎也 助教(博士)

18:50

閉会挨拶

19:00

終了(予定)

 

■講師略歴

ジョン・ブリンクス准教授.pngジョン・ブリンクス 准教授

VIA大学保健福祉技術研究センター(リハビリテーション・プログラム部門)

上級准教授 、健康科学博士

 神経疾患のある人々の理学療法と動作分析が主な研究テーマ。特にバランストレーニングにおける介入方法、バランス・テストの研究を中心に進めている。量的調査が多いが、質的調査や混合研究方法にも詳しい。主に神経疾患のある人々や転倒リスクのある高齢者のリハビリテーション、ならびに身体的な損傷の特定に関わるプロジェクトの責任者。

遠藤慎也助教.png遠藤慎也 助教

東海大学健康学部健康マネジメント学科 博士(スポーツ健康科学)

東海大学大学院体育学研究科にて、筋疲労の回復に関する研究で修士号(体育学)を取得後、順天堂大学大学院スポーツ健康科学研究科にて、筋機能低下抑制に関する研究で博士号(スポーツ健康科学)を取得。現在は東海大学スポーツ医科学研究所の所員も務め、健康増進のためのコンディショニング法の開発に従事。

資格は「健康運動実践指導者」「中高老年期運動指導士」「日本体育協会公認テニス指導員」を有し、地域活動として大学周辺の働き世代向けの運動教室を運営している。近年は、運動パフォーマンス向上のための香料の効果、さまざまな疾病に関わる酸化ストレスに対する水素ガスの効果などについて研究中。

<本件に関するお問い合わせ>

東海大学学長室 広報担当:喜友名、林

 TEL.0463-63-4670(直通) E-mail:pr@tsc.u-tokai.ac.jp

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