東海大学スチューデントアチーブメントセンター・Tokai International Communication Club 日本の未来を考えるワークショップ 「For the Future ~グローバル化していく日本社会~」を開催(オンライン) テーマは「ブラジルの格差問題を考える~子どもたちの直面する教育格差~」

2021年08月17日

東海大学[湘南キャンパス]スチューデントアチーブメントセンターのチャレンジプロジェクト「Tokai International Communication Club(以下:TICC)」では、来る8月24日(火)17:30から、本学学生と一般の方を対象に、日本の未来を考えるワークショップ「For the Future ~グローバル化していく日本社会~」をオンラインで開催いたします。13回目を迎える今回のテーマは、「ブラジルの格差問題を考える~子どもたちの直面する教育格差~」です。

 新型コロナウイルス感染症は、世界中に様々な影響を及ぼしています。感染者数が世界3位で2035万人を超えたブラジル(8月15日現在 ジョンズホプキンス大学調査)では、新型コロナウイルスの感染拡大により、貧困層が3倍に増えた(4月現在 ジェツリオ・ヴァルガス財団調査)と言われています。家庭の経済的破綻は子どもたちの教育環境の悪化に直結し、同国の教育格差はますます顕著になる一方です。また、この貧困層の増加は日本も例外ではありません。2021年5月発行のユニセフレポートによると、日本の子どもの貧困率は先進35カ国中9番目に高い結果となっています。

 今回のワークショップでは、ブラジルの格差問題の現状を報道資料などから読み取り、参加者が身近な問題としてとらえ、世界中の子どもたちのために質の高い教育環境を整えるには何が必要かを考えます。当日はまず、本学教養学部国際学科3年次生の井上祥太朗が、「ブラジルの格差問題の現状」と題して講演し、ブラジルの格差問題の概要を解説します。続くグループワークでは、数名が一組となり、ブラジルの格差問題、教育格差について報じた報道資料や動画を参照し、現状を変えるために自分たちができることについて意見を交換します。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生たちによるこうした取り組みも、本学のそうした考え方を体現するものです。

 つきましては、次頁の概要にて実施いたしますので、ご取材いただければ幸甚です。ご検討の程、宜しくお願いいたします。

※ご取材いただける場合は別途ZoomのミーティングIDを送付いたします。お手数ですが、以下の問い合わせ先までご連絡ください。

■実施概要
タイトル : 第13回 日本の未来を考えるワークショップ
「For the Future」~グローバル化していく日本社会~ 
テーマ/ブラジルの格差問題~子どもたちの直面する教育格差~
日時 : 2021年8月24日(火)17:30~20:00
形式 : WEB会議システムZoomを使用したオンラインワークショップ
対象 : 一般の方、本学学生など約20名(予定)
主催 : 東海大学スチューデントアチーブメントセンター
「Tokai International Communication Club」

■スケジュール
時 間 内 容
17:20 開場
17:30 初めの挨拶
17:35 アイスブレイク「Good & New」
数名のグループに分かれ、24時間以内にあった良かったこと(Good)や新しい発見(New)をそれぞれ発表。
17:45 講演「ブラジルの格差問題の現状」              」
講師/井上祥太朗(教養学部国際学科3年次生)
18:00 ニュースから読み解くブラジルの格差問題
新聞記事を通してブラジルの現状を把握し、格差をなくすためにできることを議論
18:30 グループワーク1
ブラジルの格差問題についての設問をもとにグループ内で意見交換
19:20 休憩
19:25 講演「写真や動画で見るブラジルの教育格差」
 講師/小田侑斗(工学部航空宇宙学科航空宇宙工学専攻2年次生)
19:35 グループワーク2
講演で視聴した動画や写真について意見交換
19:50 まとめ、閉会の挨拶

■チャレンジプロジェクトとは
本学が育成する「社会的実践力」のベースとなる「4つの力(自ら考える力・集い力・挑み力・成し遂げ力)」を身につけることを目標に、学部・学科・学年・キャンパスの枠を超えた50名以上の仲間が、1年を通して活動する取り組み。ものつくりから災害復興支援、地域活性化まで、社会に貢献することを目的に多くの分野で活躍しています。

■Tokai International Communication Club (以下:TICC)について
“多文化共生社会の実現”を達成目標に、留学生や地域に住む外国につながりのある方々の支援、ならびに文化交流を主な活動目標に掲げ、学部・学年を越えて活動するプロジェクト。留学生とのスポーツやレクリエーションによる交流会のほか、秦野地域に暮らす外国につながりのある子どもたちへの学習支援活動や、地域の子どもたち対象の異文化理解ワークショップ、国際問題について考えるシンポジウムなどを、年間をとおして展開しています。
日本の未来を考えるワークショップ「For The Future」は2014年から開催し、今回が13回目の実施となります。


■この件に関するお問い合わせ
東海大学スチューデントアチーブメントセンター 担当:佐野・村井・大塚
TEL.0463-50-2504(直通)


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