Society5.0時代のICT教育環境整備として「1人1台端末」を実現 ~多様な生徒に対応できる課題解決型の能動的学修が可能に~

2021年12月14日

▲タブレット端末を活用した授業の様子
東海大学付属熊本星翔高等学校では、アクティブラーニング※1を目的としたICT教育のための情報環境整備の一環として、このほど、全生徒(1,301名)へのタブレットPCの配付を完了いたしました。
※1.アクティブラーニング:文部科学省が提唱する、グループ・ディスカッション、ディベート、グループ・ワークなどによる課題解決型の能動的学修

文部科学省が推進する「GIGAスクール構想」には、Society5.0時代を生きる子どもたちのために、「1人1台端末」と「高速大容量の通信ネットワーク」を一体的に整備することで、多様な子どもたち一人ひとりに個別最適化された、資質・能力が一層確実に育成できる教育ICT環境を実現すると記されています。本校では同構想に基づき、2019年から順次、1年生を対象にMicrosoft社のタブレットPC「Surface Go」の導入を進めてきました。

タブレットPCを授業内で活用することにより、生徒一人ひとりの反応を踏まえたきめ細かな学習指導や、双方向型の授業展開が可能になります。また、体調不良や部活動の大会などで授業を欠席した生徒も後日、授業動画をタブレットPC上で見ることにより、欠席した授業の内容を確認することができるようになりました。部活動においても、出欠確認や運動部のフォームチェックなどに利用されています。
 一方、授業内でタブレットPCをより有効に活用するためには、教員側のICTスキルの向上が不可欠です。そのため本校では、教員向けのPC講習会を開催し、授業コンテンツを共有するなどしてスキル向上に努めています。

本校では、単なる知識や技術の教授にとどまらず、ヒューマニズムに立脚した教養を重視し、人と社会と自然が共生できる文明社会を構築する力を育てることを教育の大きな目的としています。ICT教育の推進もそうした本校の考えを体現する取り組みのひとつに位置付けられるものです。

<この件に関するお問い合わせ>
東海大学付属熊本星翔高等学校 担当:事務室 須田
TEL.096-382-1146/FAX.096-385-2161





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