伝統農具「足踏み脱穀機」を使った「麦の脱穀体験」を実施~大事に育てた麦!上手に分離できるかな?~

2017年06月09日

同校児童による脱穀の様子
東海大学付属静岡翔洋小学校では、6月13日(火)、2年生児童による「麦の脱穀体験」を実施いたします。
脱穀体験をする麦は、現在の2年生が1年生の時に校外栽培園に種を蒔き、今年1月の「大寒」の日には根張りを良くする「麦踏み」を行うなどして、大切に育ててきたものです。先月25日には収穫期を迎えた麦を、鎌で刈り取り、約3週間にわたって校内で乾燥させました。今回はこの乾燥させた麦穂を、大正時代初期頃から全国に普及したと言われる「足踏み脱穀機」※を使って脱穀します。なお、7月上旬には精製した小麦粉を原料としてパン作りを行う予定です。
同校では、麦や稲、野菜などの栽培、収穫、精製・加工、調理、消費といった食の一連の流れを体験する食育活動を生活科の授業の一環として実践しているほか、校内で飼育するヤギ、ウサギ、インコ、チャボなどへのえさやり、敷き藁の堆肥化、植物への施肥などの活動をとおして、児童が命の循環を学ぶ本校独自の自然科学教育プログラムを取り入れています。

※足踏み脱穀機:ペダルを踏みクランクを回すことで金属製の扱き歯(V字型の針金)の付いた円筒型の扱胴(こきどう)を回転させ、その回転する扱き歯に麦の穂先を当てながら籾を分離させる農具。同校が所有する「足踏み脱穀機」は、元職員の実家の農家から約15年前に譲り受けたもの

■実施概要
日 時:2017年6月13日(火)9:55~11:45
会 場:東海大学付属静岡翔洋小学校(所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)
参加者:東海大学付属静岡翔洋小学校2年1組20名(予定)

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

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