みんなで育てた麦で「パンづくり」を実施~種蒔きから調理・試食まで、季節にあわせた食育・理科教育の集大成~

2017年07月03日

一昨年の「パン作り」の様子
東海大学付属静岡翔洋小学校では、7月5日(水)・10日(月)・11日(火)の3日間、2年生(全3クラス)の生活科の授業内で「パンづくり」を実施いたします。当日使用する小麦粉は、2年生児童が約半年間にわたって育ててきた麦から製粉されたものです。
当日、児童たちは、手で小麦粉をこねたり引き延ばしたりしながらバターロールづくりに挑戦します。また、焼きたてのバターロールは、自分たちで試食するだけでなく、日頃給食や掃除でお世話になっている職員をはじめ、今後この活動を引き継ぐ1年生や保護者などにも振る舞われる予定です。

現在の2年生が1年生だった昨年11月、校外栽培園の一画(約50㎡)に麦の種を蒔き、今年1月には麦の根張りや耐寒性・耐干性を高める「麦踏み」を行うなどして、約半年間にわたって大切に育ててきました。実った麦は、今年5月25日に児童たちによって刈り取られ、乾燥させたのち、6月13日に脱穀・製粉。今年は7.0kgの小麦粉が得られました。

この取り組みは、同校における食育・理科教育の一環として、1993年から毎年実施しているものです。児童が種蒔きから栽培管理、そして調理・試食までの一連の流れを実体験することにより、食に対しての理解がより深まることを目的としています。
また、脱穀の際に生じた麦藁は、校内で飼育しているヤギに飼料として与え、ヤギの糞も畑の肥料として利用します。児童たちは、こうした生命のサイクルを実践的に経験することで、命や食物の循環についても学んでいます。

■実施概要
日時 : 2017年7月 5日(水) 8:55~11:45
7月10日(月) 8:55~11:45
7月11日(火)10:55~14:25
会場 : 東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部 調理実習棟
(所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)
※お手数ですが受付は東海大学付属静岡翔洋小学校 事務室にて
お願いいたします
内容 : 児童が種から育て、精製した小麦粉からバターロールを作り、試食する
参加者 : 7月 5日(水)/2年3組 児童19名、教員2名
7月10日(月)/2年1組 児童20名、教員2名
7月11日(火)/2年2組 児童19名、教員2名

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

一覧へ戻る