学生プロジェクトが人手不足農家の農作業を支援~滞在型支援で生きた知識や技術を習得。棚田開拓の歴史を学ぶ隧道見学も~

2017年07月31日

前回実施の援農活動の様子
東海大学[九州キャンパス]の学生プロジェクト「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」では、8月9日(水)~9月18日(月)までの期間、4回にわたり、産山村、阿蘇市の農家を訪ね、現地に滞在しながら農作業を手伝い、農業の“生きた”知識や技術を習得するとともに、農業や農家の現状を学ぶ「援農活動」を実施いたします。

今回の援農活動では、産山村、阿蘇市の農家において、花苗の植え替え、間引き、種まきなどの管理作業、ホウレンソウの収穫、イチゴの定植、トマトの芽かきといった農作業を支援するほか、搾乳や餌やりなど、酪農家の作業も支援します。さらに産山村では地元の方にご案内いただき、中山間地で棚田を営むために開拓、現在も使われている農業用水の隧道を見学し、先人の知恵と苦労を学びます。このほか、農家の方々と交流するなどして、農業の歴史と現状を理解します。

「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」は、農学部の学生が中心となり自主的に立ち上げた、本学チャレンジセンターの学生プロジェクトで、地域農業の実態を学びながら改善策を模索し、その活性化に貢献していくことを目的として2008年度から活動してきました。熊本地震後は、活動の回数・期間をこれまで以上に増やし、主体的に活動の場を広げています。なお、一連の活動成果は11月の建学祭で報告する予定です。

■実施概要
【産山村】
日 程:8月9日(水)~8月12日(土)
場 所:産山村の農家3軒
参加者:チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクトの学生、のべ36名(予定)
内 容:トマトの芽かき、花苗の定植(苗床で育てた苗を畑などに移し植える作業)などの農作業

日 程:9月11日(月)~9月18日(月)
場 所:産山村の農家4軒
参加者:チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクトの学生、のべ46名(予定)
内 容:ホウレンソウの収穫・出荷準備、花苗の定植、種まき、間引きなどの農作業、搾乳、餌やりなどの酪農作業、農業用水の隧道見学、農家との交流会(9月11日実施予定)

【阿蘇市】
日程:8月16日(水)~8月20日(日)
場 所:阿蘇市の農家3軒
参加者:チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクトの学生のべ50名(予定)
内 容:イチゴ苗のランナー切り、定植

日 程:9月7日(木)~9月13日(水)
場 所:阿蘇市の農家3軒
参加者:チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクトの学生のべ50名(予定)
内 容:イチゴ苗の定植

■東海大学チャレンジセンターについて
東海大学チャレンジセンターは、社会で活躍するために必要となる「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を身に付けるための場を学生たちに提供しています。学部・学科を超えた多くの学生が集まってプロジェクト活動を推進したり、チャレンジセンター科目を履修したりするなどの学びを通じて、これらの4つの力を育成することを目指しています。同センターでは、学生たちの活動スペースを提供しているほか、プロジェクトに必要な機材などの費用を支援金として支給。また、専任の職員がプロジェクトコーディネーターとしてプロジェクトの進行状況を把握するとともに、学生からの相談への対応やプロジェクトを円滑に推進するための指導を行います。専門的知識を持った教員がアドバイザーとして指導・助言を行うことも大きな特徴です。

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

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