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顧客の声から学ぶ「食の現場」 学生が育てた黒豚の精肉販売会開催 ~飼育の責任と流通のリアルを体験 消費者との対話でニーズ学ぶ実学の場~
2025年10月17日
東海大学[阿蘇くまもと臨空キャンパス]農学部では、11月1日(土)、菊陽町の商業施設「ゆめタウン光の森店」(菊池郡菊陽町光の森7-33-1)の食品売場精肉コーナーにて、学生たちが愛情を込めて育てた黒豚の精肉販売会を実施いたします。
本学農学部では多様な実習教育を展開し、学生たちは家畜の飼養管理から加工までを実践的に学んでいます。この販売会は、学生が流通や販売への理解を深めるために、食の安全意識や市場のニーズを肌で感じる実学の場と位置づけられています。
今回販売するのは、健康管理はもちろんアニマルウェルフェアにも配慮して丁寧に育ててきた黒豚の精肉です。飼料には、本学や周辺地域で収穫されたサツマイモのくず芋を米ぬかと合わせて乳酸発酵させた「サツマイモサイレージ」と、福岡県のクラフト酒蔵「LIBROM(リブロム)」の酒造工程から生まれる副産物の「酒粕」を使用。サツマイモサイレージには、サツマイモ由来の食物繊維やポリフェノール、米ぬかに含まれるビタミンB群やリンなどのミネラルが豊富に含まれているほか、乳酸発酵による腸内環境の改善効果も期待できます。一方の酒粕は、高タンパク質でアミノ酸やミネラル、食物繊維を多く含み、豚の健全な成長と良質な肉質形成に寄与します。なお、サツマイモサイレージは学生たち自身が調合・発酵させたもので、実習では飼料調整から飼養管理までの一貫管理を学んできました。
当日は精肉の魅力を最大限に伝えるとともに、消費者のニーズを学ぶため、学生自身が店頭に立ちます。お客様一人ひとりに生産へのこだわりや美味しい食べ方などを直接説明し、対話をとおして生産者としての責任と喜びを体験します。この学生による取り組みは、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献するという本学の考えを体現するものです。
■実施概要
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日時 |
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11月1日(土)10:00~(売切次第終了) |
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場所 |
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ゆめタウン光の森店 食品売場精肉コーナー(熊本県菊池郡菊陽町光の森7-33-1) |
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参加者 |
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本学農学部動物科学科の学生4人、教員1人(予定) ※学生が店頭で商品紹介をするのは10:30~14:00まで |
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内容 |
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キャンパスの飼育施設で育てた黒豚の精肉を販売 |
<本件に関するお問い合わせ>
東海大学 九州カレッジオフィス 入試広報担当 高橋
TEL:096-386-2608(9:00~17:00)

