猫の島・湯島で「住ニャン基本台帳」作成に初参画 ~東海大学の学生グループ「ねこだんご」と高校生が挑む、猫と共生する島おこし~

2025年07月08日

 東海大学付属熊本星翔高等学校の1~3年生21人が7月10日(木)、通称「猫の島」として知られる熊本県上天草市湯島で、東海大学の学生グループ「ねこだんご」の活動に初めて参画します。この活動は、湯島で暮らす猫たちのQOL(Quality of Life:生活の質)向上を目指すもので、高校生たちは猫の体長や体重の測定、健康状態のチェックを行い、「住ニャン基本台帳」の作成に協力します。

 

ねこ.jpg 「ねこだんご」は、東海大学文理融合学部地域社会学科の前田芳男教授と人間情報工学科の村上祐治教授のゼミ生を中心に2022年から活動している学生グループです。観光客による不適切な餌やりなどが原因で、猫たちの健康問題やストレスが懸念される中、「猫にも人にも優しい島」を目指し、住ニャン基本台帳の作成をはじめ、島おこしの支援や情報発信を行っています。

 

 今回は、総合学園としてのリソースを活用した「高大連携」の一環として、本校生徒の参加を募りました。60人を超える応募者の中から第一弾として21人の高校生が、猫たちの健康調査に汗を流します。生徒たちは当日、猫たちの目ヤニや鼻水、毛づやといった細かな健康状態をチェックし、そのデータを住ニャン基本台帳に登録・更新する作業を通じて、湯島の猫たちのQOL向上を図ります。こうした経験を通して、島民・観光客・学生・生徒が一体となった「共創による地域社会づくり」を実践的に学びます。

 

■実施概要

日時

2025年7月10日(木)10:00~14:00(予定)

会場

熊本県上天草市大矢野町湯島 

参加者

(予定)

東海大学付属熊本星翔高等学校1~3年生 21人

東海大学 文理融合学部 地域社会学科 前田芳男教授

内容

猫の体長や体重の測定、健康状態のチェック

主催

東海大学 文理融合学部 地域社会学科、

東海大学付属熊本星翔高等学校 高大教育連携室

 

■スケジュール

時間

内容

7:45

松前記念総合体育館前集合

8:00

出発(マイクロバスにて移動)

10:00

発定期船にて湯島へ 10:30 湯島港着

10:30

研修開始

14:00

定期船にて江樋戸港へ

14:30

江樋戸港到着(マイクロバスにて学校へ)

16:00

熊本星翔高校で解散

 

■「ねこだんご」について

 人口約250人に対し約250匹の猫がのんびりと暮らす湯島では、猫たちが観光面で重要な役割を果たしています。しかし、観光客数も年々増加しており、猫たちの健康管理やストレス対策も一層重要になってきています。「ねこだんご」は、こうした問題意識から2022年に発足しました。猫の気持ちを考えて猫に接する「猫ファースト」の考え方の下、湯島の皆さんから猫たちの性格などをお聞きして猫紹介サイトを作るなどして、自分で健康管理ができない猫たちのQOL(猫QOL)を向上させるため、観光客に協力していただける観光地域づくりを応援しています。

 

<本件に関するお問い合わせ>

東海大学付属熊本星翔高等学校 教頭 西尾寿章

TEL.096-382-1146FAX.096-385-2161

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