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安全に海で遊ぶための体験授業 「マリンスポーツ実習」 ~進む「海離れ」に歯止め 海水浴シーズン前に実践的な学び~
2025年05月28日
東海大学付属静岡翔洋小学校では、海水浴シーズンを前に6月2日(月)と9日(月)の両日、1~4年生の児童210人を対象に安全に海で遊ぶ方法を学ぶ「マリンスポーツ実習」を実施いたします。
日本生産性本部のレジャー白書によると、年1回でも海水浴に行った人の割合は、コロナ禍後の2023年でも4.4%と、ピーク時の1985年(39.8%)の約1割にまで減少しています。また、日本財団が昨年7月に実施した意識調査では、小学生の75%が「海に行きたい」と回答した一方で、「直近1年間で1日以上海に行った」児童は60%にとどまり、海に行きたくても機会がない子どもも多い現状が浮き彫りになっています。さらに、静岡県水難事故防止協議会が今年5月23日に発表した昨年の県内水難事故発生状況では、死者・行方不明者が増加するなど、重大事故が増加傾向にあります。
こうした状況を踏まえ、本実習は海の楽しさを見い出すとともに、水辺での危険から身を守る術を学んでもらおうと、昨年度から始まりました。マリンスポーツの専門家から、溺れた際の「助けてサイン」やライフジャケット着用での浮遊方法の訓練を受けるほか、近年人気のSUPやカヤックも体験します。
本校では、地元企業の方などを講師にお招きし、多様な人材との対話をとおした生きたコミュニケーションから学ぶ授業を実践しています。本実習も、そうした活動の一環として行うものです。
■開催概要
日時 |
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2025年6月2日(月)①3・4年生9:15~11:15、②1・2年生12:45~14:45 6月9日(月)①1・2年生9:15~11:15、②3・4年生12:45~14:45 |
会場 |
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Gosea's surf(所在地:静岡市清水区三保2718-8)および近隣の海岸 |
内容 |
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ライフジャケットの着方、水慣れ、溺れた時の訓練、泳ぐ練習、レスキュー体験、サップ・カヤック体験(3・4年生)など ※天候により変更の可能性あり |
講師 |
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gosea's surf スタッフ |
参加者 |
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本校1年生56人、2年生51人、3年生56人、4年生47人 ※予定 |
<この件に関するお問い合わせ> 東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:田中 康智 TEL.054-334-2408 FAX.054-334-9950 |