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東海大学と高見沢サイバネティックス共同開発 国内初 本学湘南キャンパス陸上競技場に「電子ペーサー」常設 ~記録会当日、報道関係者に初公開~
2025年04月14日
東海大学[湘南キャンパス]陸上競技部と工学部は、社会インフラ関連の装置・システムを開発・製造・販売する株式会社高見沢サイバネティックスと共同で、トラック上の発光機器でランナーのペースを誘導する「電子ペーサー」を開発し今年3月から本学湘南キャンパス陸上競技場に常設しました。国内メーカーによる電子ペーサーの開発、および陸上競技場への常設は共に国内初です。これを受け、記録会が行われる4月20日(日)、報道関係の皆様に電子ペーサーが設置された本学陸上競技場を公開いたします。
開発した電子ペーサーは、400mトラックの内側にLEDライト計325個を配置し、あらかじめ設定したそれぞれの目標ペースに合わせて赤や緑の計4色のライトを点滅させてランナーのペースを誘導する機器です。プレス公開当日は、関係者から開発の経緯や技術について説明します。また、同日開催の記録会では電子ペーサーの誘導のもと、全国から集まる中長距離界の精鋭ランナー500名がそれぞれの記録更新を目指して走行します。
2018年にオランダのメーカーが販売を開始し、現在は国際大会でも利用される電子ペーサーは、世界記録更新にも貢献しました。安定してペースを刻めるほか、観客席の関心も高められると好評な一方、1イベントのレンタル費用が約100万円と高額なため、常設には高い壁があります。
本学では独自の電子ペーサーの開発とその常設に向けた検討を2年前から開始。本学スポーツプロモーションセンター教授の両角速陸上競技部駅伝監督、本学工学部の木村英樹教授(学長)や佐川耕平准教授、本学卒業生が社長を務める高見沢サイバネティックス社が連携して開発を進めてきました。
発光面を複数持ち、外部PC等から発光をコントロールできることから、陸上競技イベントだけでなく、災害時等の誘導灯や、イルミネーションとしての活用などにも期待できます。
本学では、総合学園としてのさまざまなリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の挑戦もその一環に位置付けられるものです。
■実施概要
日時 |
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2025年4月20日(日)15:00~15:30※記録会は15:00~19:45で開催されています。 Google Map https://goo.gl/maps/2wsu8SgeBTk |
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会場 |
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東海大学湘南キャンパス陸上競技場(神奈川県平塚市北金目4-1-1) ※雨天時は19号館2階オープンマルチアトリエにて |
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内容 |
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経緯説明 両角 速(東海大学陸上競技部中長距離ブロック 駅伝監督) 技術説明 百瀬 匡浩様(高見沢サイバネティックス(高見沢メックス)) 機器説明 佐川 耕平(東海大学工学部准教授) 質疑応答 記録会撮影 |
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参加者 |
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約500人 |
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備考 |
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終了後、陸上競技部(中長距離)の両角 速監督や部員への取材時間を設けます。 |
■東海大学湘南キャンパス内地図
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■アクセス
・小田急線(新宿より快速急行約60分、小田原より約25分)「東海大学前」駅下車徒歩約20分、または『秦野駅行き』『下大槻団地行き』バス(約5分)で「東海大学北門」下車徒歩約5分
・JR
JR東海道線「平塚」駅下車『東海大学行き』または『秦野駅行き』バス(約30分)で「東海大学正門前」下車徒歩約5分
<本件に関するお問い合わせ> 東海大学学長室(広報)担当:喜友名(きゆな)、林 TEL.0463-63-4670(直通) E-mail:upr@tokai.ac.jp |