ここから本文です
公開講座 「緩和ケア」の基本と事例を医師・薬剤師・看護師が多面的に解説 ~がん患者さんとご家族の生活の質改善 最新のアプローチ法を紹介~
2025年02月27日
東海大学医学部付属病院では、3月15日(土)13:00より、松前記念講堂を会場に「知ってますか?緩和ケア」をテーマとした市民公開講座を開講いたします。
世界保健機関(WHO)は緩和ケアについて「生命を脅かす疾患による問題に直面している患者とその家族に対して、疾患の早期から痛み、身体的問題、心理社会的問題、スピリチュアルな問題に関して、きちんとした評価を行い、それが障害とならないように予防したり、対処したりすることで、クオリティ・オブ・ライフ(QOL)を改善するためのアプローチである」と位置付けています。
![]() |
▲本講座の案内チラシ |
内閣府が2023(令和5)年7月に実施した「がん対策に関する世論調査」*1によると、緩和ケアが実施されるべきタイミングとして49.7%が「がんと診断されたときから」、25.5%が「がんの治療が始まったときから」、22.0%が「がんが治る見込みがなくなったときから」と回答しています。当病院の緩和ケア内科では、患者さんががんと診断された初期の段階から、医師・看護師・薬剤師・栄養士をはじめ多職種のメンバーが状況に応じて患者さんに関わり、全人的苦痛を和らげ安心・信頼できる医療の提供を心がけています。
※1出典:内閣府「がん対策に関する世論調査(令和5年7月調査)」
本講座ではまず、本学医学部緩和医療学准教授の津田万里医師が緩和ケアの基本や重要性、役割、現状などについて解説します。続いて、当院薬剤部薬剤科の池嶋美帆薬剤師が薬物療法によるがん疼痛の緩和について説明。さらに、がん患者さんのご家族の心構えや関わり方などについて、当院看護部の畠山真由美看護師が事例を交えながら紹介します。
当病院では定期的に各診療科による市民公開講座を開講しています。こうした講座をとおして、当病院が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。
■開催概要
日時 |
: |
2025年3月15日(土)13:00~15:00(開場12:30) |
|
会場 |
: |
東海大学伊勢原キャンパス松前記念講堂1階(神奈川県伊勢原市下糟屋143) |
|
プログラム |
: |
◇13:00~13:05 開会の挨拶 徳原 真(東海大学医学部緩和医療学 教授) ◇13:05~13:35 講演①「緩和ケアってな~に?」 座長/徳原 真(東海大学医学部緩和医療学 教授) 講師/津田 万里(東海大学医学部緩和医療学 准教授) ◇13:35~14:05 講演②「がんの痛みはとることができるの?」 座長/徳原 真(東海大学医学部緩和医療学 教授) 講師/池嶋 美帆(東海大学医学部付属病院薬剤部薬剤科) ◇14:05~14:15 休憩 ◇14:15~14:45 講演③「家族ががんになったとき」 座長/徳原 真(東海大学医学部緩和医療学 教授) 講師/畠山 真由美(東海大学医学部付属病院看護部) ◇14:45~14:55 質疑応答 ◇14:55~15:00 閉会の挨拶 徳原 真(東海大学医学部緩和医療学 教授) |
|
参加費 |
: |
無料 |
|
定員 |
: |
会場180名(事前予約制) |
|
申込方法 |
: |
以下の二次元コードを読み取り、専用の申し込みフォームにてお申し込みください。
※二次元コードでの申込みが困難な方はお電話で受付いたします ※お預かりした個人情報は、本講座以外の目的では使用せず、終了後速やかに破棄いたします。(市民公開講座のご案内メールの送付を希望された方は除く) |
|
申込締切 |
: |
2025年3月14日(金) |
|
主催 |
: |
東海大学医学部付属病院 |
|
お問い合わせ |
: |
東海大学医学部付属病院 市民公開講座(広報)担当 TEL.0463-93-1121(代表)〔平日9:00~17:00〕 |
<本件に関するお問い合わせ・一般の方からのお問い合わせ> 東海大学医学部付属病院 市民公開講座(広報)担当 TEL.0463-93-1121(代表) |