意外と知らない心臓病　 「心不全」を基礎から理解する公開講座 ～致死的な不整脈の最新治療も循環器の専門医が解説～

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2024年11月14日

　東海大学医学部付属病院では、11月30日（土）10：00より、松前記念講堂を会場に「心臓の病気」をテーマとした市民公開講座を開講いたします。

　心疾患は、心臓の病気全般のことを指し、長らく日本人の死因第2位^※1となっています。心疾患の代表的なものとして虚血性心疾患・不整脈・心臓弁膜症などがありますが、それらが原因となる心疾患が「心不全」とされ、心臓のポンプ機能が低下し、全身に十分な血液が送り出せなくなった状態のことをいいます。初期症状としては息切れや足のむくみなどがみられることが多く、進行するに従って安静にしていても息苦しい、疲れやすくなるなどさまざまな症状が出てきます。高齢化により多くの方がかかる可能性がある心不全ですが、正しく理解している人は意外と少ないようです。

_{※1出典：厚生労働省「令和5年人口動態統計月報年計(概数）の概況」}

　生命にもかかわる「心不全」ですが、正しい知識を得ることで早期発見・早期治療につながります。本講座では、本学医学部医学科内科学系循環器内科学領域講師の伊地知健医師が「心不全、あなたはどこまでご存知ですか？」と題して、心不全の病態や症状、原因となるさまざまな疾患や生活習慣などについて紹介します。また、同総合診療学系救命救急医学領域教授の網野真理医師が「致死的な不整脈の最新治療」をテーマに、植え込み型除細動器の作動回数を制御しリスクを軽減する不整脈の最新治療などについて解説します。

　当病院では今後も、定期的に各診療科による市民公開講座を開講いたします。こうした講座をとおして、当病院が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。

■開催概要

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