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伝統の「坪刈り」で稲の収量調査 鎌の扱いに悪戦苦闘 ~農学部の農場実習で稲刈り 収穫した米に手紙添えて保護者へ~
2024年10月11日
東海大学[阿蘇くまもと臨空キャンパス]では、10月15日(火)の14:00から、本学阿蘇くまもと臨空キャンパス阿蘇フィールドの水田において、本学農学部農学科2年次生を対象とした農場実習「稲刈り」を実施いたします。
農場実習は「播種」から「田植え」「生育調査」「収穫」「出荷調整」「試食」までの作業体験をとおして、水稲栽培の基本を体系的に学ぶもので、今回の実習は一連の中の収穫にあたります。例年、収穫前の稲を1坪分(約3,3平方㍍)刈り取って全体の収量を計測する伝統的な「坪刈り」の手法と実技を習得します。今回刈り取る稲の品種は「森のくまさん」で、刈り取りには稲刈り鎌を使用します。
学生たちは稲の育成にあたり、これまで生育調査を重ね、その時々に必要な除草や病害防除などの手入れを続けながら、化学肥料や農薬を一切使わない有機栽培を実践し、水は阿蘇の伏流水をそのまま使い大切に育ててきました。実習当日は技術員の指導のもと、実際に手刈りで「坪刈り」を行い水田全体の収量を計測します。残りの稲はコンバインで収穫し、別日に脱穀、乾燥、精米の過程も体験。なお、学生たちは後日、精米した米に感謝の気持ちをしたためた手紙を添えて、保護者に贈ります。
本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに寄与したいと考えています。本実習もそうした本学の考え方を体現するものです。
■実施概要
日時 |
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10月15日(火)14:00~15:00 |
会場 |
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東海大学阿蘇くまもと臨空キャンパス阿蘇フィールド 水田 (阿蘇郡南阿蘇村河陽5449-2) |
参加者 |
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本学農学部農学科 2年次の学生 |
内容 |
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5月に"手植え"で植えた稲(森のくまさん)を伝統的な鎌を使用した"手刈り"で収穫。 |
■案内図
現地へは、阿蘇ファームランドを目標に阿蘇フィールド北口よりお越しください。
<この件に関するお問い合わせ>
東海大学 フェニックスカレッジ熊本オフィス 担当:高橋、山本
TEL.096-386-2608 FAX.096-386-2765