「心とからだで感じるジェンダー公平」テーマに講演と滞在型イベント開催 ~多様な文化的背景を持つ若者たちが集い、ジェンダーへの理解深める~

2024年09月25日

 東海大学では10月18日(金)~20日(日)、「心とからだで感じるジェンダー公平」をテーマとした2つのイベントを開催いたします。

 18日開催の講演会では、本学品川キャンパス2号館大会議室を会場に「ジェンダー公正な世界をつくるための変容的教育」と題して、包括的セクシュアリティ教育を力強く推進するユネスコの性教育専門家ジェネル・バブ氏にご講演いただきます。また、講演後のパネルトークでは「世界のいま、日本のいま」をテーマに議論を交わします。

 1920日は、国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町 3-1)に会場を移し、多様な文化的背景を持つ若者たちが集う「第9UNESCOユースセミナー」を開催。2015年から毎年開催されてきた本セミナーでは毎回、若者たちにとって重要なテーマの中から1つを選択し理解を深め、議論し、芸術的に表現する取り組みを行っています。9回目となる今回は、ユネスコの理念を学校現場で実践しASPnet Associated Schools Network)への加盟が承認されているユネスコスクールのほか、関東圏の公立・私立の学校、民族学校、インターナショナルスクールから約100人の若者たちが参加。ユネスコが推進する「ジェンダー平等」を題材にしてグループワークやダンス、芸術表現のアクティビティなどを体験します。

 

 ユネスコは現在、「包括的セクシュアリティ教育(CSEComprehensive Sexuality Education)」を推奨しガイドラインを作成しています。このガイドラインではCSEを①人間関係②価値観、権利、文化とセクシュアリティ③ジェンダーを理解する④暴力と安全⑤健康とウェルビーイングのためのスキル⑥人間の体と発育問題⑦セクシュアリティと性行動⑧性と生殖の健康――といった8つのテーマで大別し、テーマごとにさまざまな課題を紹介しています。

 

 本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の取り組みも、そうした本学の方針を体現するものです。

 

 ■講演「ジェンダー公正な世界をつくるための変容的教育」実施概要

日時

2024年10月18日(金)17:00~20:00

会場

東海大学品川キャンパス2号館大講義室(東京都港区高輪2-3-23)

参加者

性教育関係者、性教育について活動するユースグループ、学校関係者、保健医療関係者など計約300人が参加(予定)

内容

17:00 同時通訳機材の貸出

17:45 会場参加型の自己紹介ゲーム

18:00 講演「ジェンダー公正な世界をつくるための変容的教育」

講師/ジェネル・バブ氏(ユネスコ アジア太平洋地域教育局〔バンコク〕

包括的セクシュアリティ教育専門家)

18:45 パネルトーク「世界のいま、日本の今」

パネリスト/ジェネル・バブ氏 ほか

20:00 閉会

主催

東海大学ユネスコユース

共催

東海大学 国際学部/教養学部、性と文化プロジェクト-S.CulPture、NPO法人ピルコン、かながわユネスコスクールネットワーク(KAN)、CRI-チルドレンズ・リソース・インターナショナル

協賛

日本性教育協会(JASE)

特別協力

UNESCO バンコク事務所

協力

公益財団法人 ジョイセフ

10 代向け性教育WEB サイト「セイシル」

公益財団法人 横浜YMCA

後援

ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟、独立行政法人 国際協力機構 横浜センター、独立行政法人 国立青少年教育振興機構、一般社団法人 日本家族計画協会、日本ユネスコ国内委員会

 

<講師プロフィール>

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ジェネル・バブ氏(ユネスコバンコク事務所「健康とウェルビーイングのための教育」に関する地域アドバイザー)

ユネスコ本部(パリ)の健康教育課やカリブ海地域をカバーするオフィス、ジャマイカの教育省などで、15年以上にわたってHIV予防教育、包括的セクシュアリティ教育、学校保健、若者の健康とウェルビーイングの分野で活動してきた。地域アドバイザーとしては、アジア太平洋地域における「健康とウェルビーイングのための教育」に関するユネスコの活動を主導し、安全でインクルーシブ(包摂的)な学習環境下での変容的な教育を通じて、健康なライフスタイルとジェンダー平等の実現に貢献するために、各国の教育省とそのパートナーに政策や規範に関するガイダンス、技術や能力開発のサポートを提供している。

 

<パネリストプロフィール>

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松岡宗嗣氏(一般社団法人 fair 代表理事)

愛知県名古屋市生まれ。政策や法制度を 中心とした性的マイノリティに関する情報 を発信する一般社団法人fair 代表理事。ゲ イであることをオープンにしながら、 Yahoo!ニュースやGQ、HuffPost 等で多 様なジェンダー・セクシュアリティに関す る記事を執筆。教育機関や企業、自治体等 での研修・講演実績多数。著書に『あいつ ゲイだって - アウティングはなぜ問題な のか?』(柏書房)、共著『LGBTとハラスメ ント』(集英社新書)など

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櫻井彩乃氏 一般社団法人 GENCOURAGE 代表理事

高校2年生の時、「女は黙ってろ」と言われたことを機にジェンダー平等の実現を目指し活動を始める。#男女共同参画ってなんですか代表として、第5次男女共同参画基本計画策定において30歳未満の意見を集め、提言書を担当大臣へ提出。現在はジェンカレにてユースリーダーの育成や若者の声を政策に反映する活動を行う。内閣府男女共同参画推進連携会議有識者議員、子ども家庭審議会委員、政府税制調査会特別委員等を務める。

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 ■「第9UNESCOユースセミナー」実施概要

日時

2024年10月19日(土)13:00~19:00/20日(日)9:00~15:00

会場

国立オリンピック記念青少年総合センター(東京都渋谷区代々木神園町3-1)

参加者

ユネスコスクール、関東圏の公立・私立の学校、民族学校、インターナショナルスクールから高校生や大学生など約100人が参加(予定)

内容

<10月19日(土)>

13:00 受付開始

14:00 ワークショップ

(スタンプラリー)

18:00 仲を深めるミニゲーム

19:00 男女公平についてのワーク

<10月20日(日)>

9:00 ビオダンサ-いのちの踊り

10:00 性の多様性についてのワーク

13:00 みんなで大きな絵を描こう

15:00 クロージング

主催

東海大学ユネスコユース

 

共催

東海大学 国際学部/教養学部、性と文化プロジェクト-S.CulPture、NPO法人ピルコン、かながわユネスコスクールネットワーク(KAN)、CRI-チルドレンズ・リソース・インターナショナル

 

協賛

日本性教育協会(JASE)

 

特別協力

UNESCO バンコク事務所

 

協力

公益財団法人 ジョイセフ

10 代向け性教育WEB サイト「セイシル」

公益財団法人 横浜YMCA

 

後援

ユネスコスクール支援大学間ネットワーク(ASPUnivNet)、公益社団法人 日本ユネスコ協会連盟、独立行政法人 国際協力機構 横浜センター、独立行政法人 国立青少年教育振興機構、一般社団法人 日本家族計画協会、日本ユネスコ国内委員会

 

 

<過去開催時の様子>

過去開催時の様子.png

 

 

 

 

 

 

<本件に関するお問い合わせ>

東海大学学長室広報担当 担当:喜友名(きゆな)、林

 TEL.0463-63-4670(直通) E-mail:upr@tokai.ac.jp

 

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