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進む子どもたちの海離れ 海で安全に遊ぶ方法を指導 ~サップ・カヤックなど人気のマリンスポーツ体験も~
2024年09月13日
東海大学付属静岡翔洋小学校では、9月17日(月)9:15から、5、6年生の児童96人を対象に、体育科の授業として「マリンスポーツ実習」を実施いたします。
近年はレジャーの多様化や美白ブームなどを背景に、国内の海水浴客数は減少の一途です。日本生産性本部のレジャー白書によると、国内の海水浴客数は1985年の約3790万人をピークに減り始め、2017年には約760万人と約2割にまで減少しました。また、日本財団が2022年6月に実施した意識調査では「海に親しみを感じる」と答えたのが全体の4割弱にとどまり、特に若年層ほど海への愛着が薄れています。また、警察庁による2023年の水難事故統計によると、静岡県は発生件数が55件(水難者58名、死者・行方不明者15名)と、全国で6番目に多い結果となっています。
この授業は、海水浴やマリンスポーツの経験が減っている子どもたちの状況を踏まえ、海に親しむとともに、海の危険から身を守る術を学んでもらおうと、今年度から始めた取り組みです。2回目の今回は、ライフジャケットの着用方法について専門家からレクチャーを受けた後、実際に海に入って溺れた時の「助けてサイン」や、うつ伏せ・仰向けの状態で泳ぐ訓練を行うほか、近年人気のSUP(サップ)やカヤックも体験します。
本校では、地元企業の方なども講師にお招きし、多様な人材との対話をとおした生きたコミュニケーションから学ぶ授業を実践しています。今回のマリンスポーツ実習も、そうした活動の一環として行うものです。
■開催概要
日時 |
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2024年9月17日(火)9:15~11:15 |
会場 |
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gosea's surf(所在地:静岡市清水区三保2718-8)および近隣の海岸 |
内容 |
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ライフジャケットの着方、水慣れ、溺れた時の訓練(ライフジャケット着用)、泳ぐ練習、レスキュー体験、サップ・カヤック体験など ※天候により変更の可能性あり |
講師 |
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gosea's surf スタッフ |
参加者 |
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本校5年生40人、6年生56人 ※予定 |
<この件に関するお問い合わせ>
東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:榊 隆太
TEL.054-334-2408 FAX.054-334-9950