付属仰星高校ラグビー部が全国高校大会で優勝しました

2018年01月10日

第97回全国高校ラグビー大会(昨年12月27日~1月8日/大阪・東大阪市花園ラグビー場)に付属仰星高校ラグビー部が出場し、決勝で大阪桐蔭高校を27-20で下して2年ぶり5回目の日本一に輝きました。Bシードの仰星高は2回戦から登場。熊本西高校に57-12と快勝するも、続く3回戦では秋田工業高校に27-27と、同点ながらトライ数差で勝ち上がる辛勝となりました。しかし、前回王者の東福岡高校と対戦した準々決勝では、前に出るディフェンスでプレッシャーをかけボールの争奪戦を制し、21-14で3年連続の決勝進出を決めます。迎えた決勝では大阪桐蔭高校と対戦。前半はWTB河瀬諒介選手(3年)が70m以上を独走してトライ、主将の長田智希選手(3年)もトライを決めるも、相手FWの猛攻を受け10-17で折り返しました。後半8分にはペナルティゴールで一時10点差をつけられましたが、終盤に差し掛かるとボールを広く展開し、機動力のある攻撃を見せて連続トライ。23分に河瀬選手が逆転のトライを決め、残り時間もリードを守りきりノーサイドを迎えました。

湯浅大智監督(仰星高校教諭)は、「試合を勝ち進む中で、練習に取り組む姿勢やプレーの理解度が上がっていくように感じていました。自分たちがやるべきことは何かという点にきちんとフォーカスすることができていたと思います」と振り返ります。また、前回大会準優勝の雪辱を果たす結果に長田主将は、「とにかくうれしい。主将としては足りないところばかりでしたが、選手全員が頑張ってくれたからこそ優勝をつかむことができたので、チームメートに感謝したい」と語りました。

なお、同日には仰星高の講堂で本校同窓会や保護者会が協力して昨年度から実施している「Team仰星 成人式」を開催しており、今回は全国大会決勝進出を受けて講堂のスクリーンで試合を放映。成人の日を迎えた卒業生ら約120名が観戦し、後輩たちの快挙を見届けると会場は歓声に包まれました。参加者からは、「在学時に湯浅先生の体育の授業を受けました。全国優勝はさすがの一言ですね」「ラグビー部は自分たちの在学中も優勝するなど常に全国で結果を残していて、いつも結果を気にしています。後輩たちの頑張りに勇気をもらいました」といった感想が聞かれました。

また翌9日には、全校集会で選手たちが生徒や教職員に向けて優勝を報告。まず揚村洋一郎校長があいさつし、「ラグビー部の選手たちによって、うれしい新学期がスタートできました。Team仰星を代表して激戦を勝ち抜いた部員たちを誇りに思います」と選手たちをねぎらいました。続いて湯浅監督が、「選手たちにはこれまでたくさん指導をしてきましたが、今大会では自分自身も教えられることがありました。優勝できたのは応援いただいた多くの方々のおかげです」と感謝の言葉を述べ、長田主将も「メンバー外の部員を含めて全員でつかんだ全国優勝です。応援していただいた教職員、部員以外の生徒のみんなに感謝しています」と話しました。

Team仰星 成人式
優勝報告会

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