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三保松原の海岸線後退の謎を追うワークショップ ~三保海岸の保全を考える環境教育 アカウミガメの産卵巣観察も~
2024年02月16日
東海大学付属静岡翔洋小学校では、2月19日(月)12:50より、東海大学海洋学部および三保海岸において、卒業間近の6年生を対象に「海岸浸食とウミガメ」と題した授業を実施いたします。
2013年6月に富士山世界文化遺産の構成資産に登録された三保松原は、その美しい景観から日本有数の景勝地としても知られています。しかし、かつて広い砂浜が広がっていた三保松原の海岸線は浸食が進み、大きく後退してしまいました。授業ではまず、東海大学海洋学部博物館の学芸員から、三保松原の海岸線がどのような原因で侵食され後退してきたのか、画像や資料を交えながら解説していただきます。また、2005年から静岡市と同館が共同で実施してきたアカウミガメの保存対策事業についても説明を受けます。そのうえで、美しい三保松原の保全のために、今後必要とされる対策について児童自らが考えます。
続いて、三保松原の海岸に移動し、グループに分かれてアカウミガメの産卵巣(ピンポン玉を使ったダミー)を観察します。また、波打ち際からの距離、植生の有無、漂着物や人工構造物の有無、砂の状態、人や車の立ち入り、街灯などの光源の有無など産卵巣周辺の環境調査も併せて実施します。6年生は1年間をかけて、「総合的な学習の時間」の中で温暖化の影響や環境破壊など、地球環境について学び、考えを深めてきました。今回の授業はその集大成として実施するものです。
本校では、地球市民として未来を創造していく子どもたちが、地域だけでなく地球規模で起こっている環境問題について学び、環境保全のために自分たちは何ができるかを真剣に考えることが重要であるとの認識から、年間を通じてこのような環境教育を積極的に展開しております。
■実施概要
日時 |
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2024年2月19日(月)12:50~15:10 ※雨天時、フィールドワークは博物館内での写真や動画を用いた内容に変更 |
会場 |
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東海大学海洋学部博物館(所在地静岡県静岡市清水区三保2389)、近隣の海岸 |
参加 |
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東海大学付属静岡翔洋小学校6年生58名、教員3名 |
内容 |
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①講義/静岡市の海岸浸食、アカウミガメと保護、標本観察、フィールドワークの説明 ②フィールドワーク/4~5名のグループで近隣海岸2カ所の産卵巣(ピンポン玉を使ったダミー)を観察 |
<この件に関するお問い合わせ>
東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:新倉
TEL.054-334-2408/FAX.054-334-9950