ここから本文です
内閣府総合海洋政策推進事務局・東海大学海洋学部 共催 静岡の海を学ぶワークショップ 海上保安庁運営の「海しる」利活用を促進 ~日本人初、ユネスコ政府間海洋学委員会議長就任 道田豊氏の基調講演も~
2023年11月30日
東海大学[静岡キャンパス]では、12月6日(水)13:20から8号館4階の多目的ホール「PLAT」で、「海洋状況表示システム(海しる)利活用ワークショップ~静岡の海について一緒に学びませんか?~」を開催いたします。
静岡市が面する駿河湾の海域は、海運、水産業、観光などさまざまな経済活動の場として市民の生活を支えています。また、自然環境や生物多様性の恵み、そして地域の歴史・文化を学ぶ貴重な財産でもあります。
本学静岡キャンパスの学生が対象の同ワークショップでは、海上保安庁海洋情報部の職員を講師に招き、同庁が運営する海洋状況表示システム「海しる」*1に掲載された200種類以上の海洋情報を参照しながら、静岡の海の地質やエネルギー資源、気象、生物、防災などについて学ぶとともに同システムの新たな利活用方法を考えます。また、今年6月にユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)*2議長に日本人として初めて就任された東京大学大気海洋研究所の道田豊教授と静岡市経済局商工部産業政策課の寺田和晃氏による基調講演も予定されています。
本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、より良い地域社会づくりに寄与していきたいと考えています。このワークショップも、そうした本学の考えを体現するものです。
■開催概要
日時 |
: |
2023年12月6日(水)13:20~16:50 |
会場 |
: |
東海大学静岡キャンパス8号館4階多目的ホールPLAT (所在地:静岡市清水区折戸3-20-1) |
参加者 |
: |
本学海洋学部学生40名(予定) |
共催 |
: |
内閣府総合海洋政策推進事務局、東海大学海洋学部 |
協力 |
: |
海上保安庁 |
■プログラム
13:20 |
挨拶 |
13:25 |
【基調講演①】「沿岸域の利用計画策定に関する国際動向」 東京大学大気海洋研究所教授 道田豊氏(ユネスコ政府間海洋学委員会 議長) |
13:45 |
【基調講演②】「静岡市における海洋産業発展に向けた実海域での活動事例」 静岡市経済局商工部産業政策課新産業係 主任主事 寺田和晃氏 |
14:05 |
「海しる」概要説明 海上保安庁 海洋空間情報室長 勢田明大氏 |
14:25 |
「海しる」を使用したワークショップ |
16:50 |
終了 |
*1海上保安庁 海洋状況表示システム「海しる」https://www.msil.go.jp/
"海の今を知るために"さまざまな海洋情報を集約し、地図上で重ね合わせ表示できる情報サービスで、政府及び政府関係機関が収集・提供している海洋情報を一元的に利用することが可能。日本の周辺海域のみならず、衛星情報を含む広域の情報を掲載するとともに、気象・海象のようなリアルタイムの情報も掲載している。海上保安庁が運営。
*2ユネスコ政府間海洋学委員会(UNESCO-IOC)
海洋、沿岸及び海洋資源の管理を向上させるため、国際協力により、海洋に関する知識及び理解増進に資する科学的調査の推進を図ることを目的として1960年に設立。ユネスコ傘下の海洋科学に関する包括的な政府間委員会であり、海洋科学調査及び研究活動を行う唯一の国連機関として、独自の総会を有している。主な事業として、海洋観測・調査の推進、地域協力の推進、全球海洋観測システム(GOOS)構築の推進、国際海洋データ・情報交換システムの運用、津波早期警戒システムの構築、教育・研修・能力開発・技術移転の推進等を実施している。さらに、「持続可能な開発のための国連海洋科学の10年(2021-2030)」の実施計画を策定し、同計画の実施を主導している。
<本件に関するお問い合わせ>
東海大学スルガベイカレッジ静岡オフィス
企画・広報担当:金子、柴田、小池
TEL.054-337-0144