東海大学チャレンジセンター 病院ボランティアプロジェクト 手作り創作絵本の新作を小児科病院・幼稚園などに寄贈

2021年03月16日

▲新作絵本『みんなそれぞれみんないい!~たべもののアレルギーってな~に?』
東海大学[湘南キャンパス]チャレンジセンターの学生プロジェクト「病院ボランティアプロジェクト」では、このほど、小児科クリニックや幼稚園、保育園への寄贈を目的とした手作り創作絵本『みんなそれぞれみんないい!~たべもののアレルギーってな~に?』(A4判カラー、18ページ)を制作いたしました。

病院ボランティアプロジェクトの学生たちが中心となって制作した、シリーズ8作目となる同絵本のテーマは「食物アレルギー」です。アレルギーのため食事に制約のある子どもたちに、ほかの子どもと同じものが食べられない理由や、特定の食品が体に及ぼすアレルギー反応の仕組みなどを、不思議なキャラクター(正体は身体の中に入ったアレルギー物質に反応する機能を持つ「IgE抗体」)がわかりやすく説明し、最後は友達や家族と食べるものが違うことを納得して受け入れられるようになるストーリーです。また、食物アレルギーを持たない子どもたちが、自分と違う食事をしている人を理解しようとする様子も盛り込み、自分と違う他者を尊重することも学べる内容となっています。

例年は、市内の小児科クリニックなどで完成した絵本の贈呈式を行い、制作した学生による小児への読み聞かせ活動も実施していますが、今年度は新型コロナウイルス感染症の影響を考慮し、贈呈式や読み聞かせは実施せず、近隣の小児科クリニック、幼稚園・保育園、東海大学医学部付属病院(伊勢原市)の小児病棟などに郵送で寄贈します。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生たちによるこうした活動も、本学の考え方を体現するものです。

■新作絵本『みんなそれぞれみんないい~たべもののアレルギーってな~に?概要
版 型 : A4判カラー 18ページ
制作責任者 : 森岡 成(本学文化社会学部 心理・社会学科 2年次生)
イラスト : 斎藤 李莉(本学教養学部 芸術学科デザイン学課程 2年次生)
寄贈先 : さなだ幼稚園、金目保育園、東海大学付属病院など15施設・機関
制作協力 : ちどりこどもクリニック、秦野市立大根幼稚園、東海大学付属本田記念幼稚園、東海大学医学部附属病院、池村 明生(本学教養学部芸術学科 教授)
制 作 : 本学チャレンジセンター病院ボランティアプロジェクト

■「東海大学チャレンジセンター 病院ボランティアプロジェクト」について
「患者さんと同じ目線に立ち、入院生活における不安要素を緩和する」という理念のもと、本学医学部付属病院での病棟ボランティア活動をはじめ、院内コンサートの企画、一般の方を対象にした健康セミナーやイベントの運営、絵本の制作などを継続的に行っている学生プロジェクト。

■チャレンジセンタープロジェクトとは
本学が育成する「社会的実践力」のベースとなる「4つの力(自ら考える力・集い力・挑み力・成し遂げ力)」を身につけることを目標に、学部・学科・学年・キャンパスの枠を超えた仲間が、1年を通して活動する取り組み。ものつくりから災害復興支援、地域活性化まで、社会に貢献することを目的に多くの分野で活躍している。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学チャレンジセンター 担当:佐野・村井・大塚
TEL.0463-50-2504(直通)

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