「難病講座:難病治療の新しい動向」を開講~炎症性腸疾患の基礎知識や最新治療などについて~

2020年02月17日

東海大学医学部付属病院では、来る2月20日(木)15:00より、本学伊勢原キャンパス1号館2階 第1会議室において、「難病講座 難病治療の新しい動向」を開講いたします。なお、本講座は難病治療に関心がある方ならどなたでも無料で聴講いただけます。

今回の難病講座は、代表的な炎症性腸疾患として知られる潰瘍性大腸炎とクローン病がテーマです。潰瘍性大腸炎は大腸の粘膜に炎症が起こり、潰瘍ができる疾患で、炎症は直腸から広がり、大腸全体におよぶ場合もあります。また、クローン病は10歳代後半から20歳代の若年層に好発する原因不明の自己免疫疾患で、口腔内、小腸、大腸など、消化管のいたるところに慢性的な炎症をきたします。これらの疾病については近年、研究が急速に進んでいるものの、病態の完全な解明には至っておらず、完治が難しいことから難病に指定されています。

当日は、まず、本学医学部消化器内科学助教の津田真吾が「潰瘍性大腸炎の基礎知識」と題し、潰瘍性大腸炎の特徴や日常生活での注意点などについて講演。続いて、本学医学部付属病院栄養科管理栄養士の岩崎奨が、「炎症性腸疾患の食事療法」と題して、炎症のメカニズムと症状を抑えるとされる食事のメニューなどを紹介します。最後の講演では、北里大学医学部消化器内科学准教授の小林清典氏をお招きし、「クローン病の診断と内科治療法の最新情報」と題して、クローン病治療の最前線をわかりやすく解説していただきます。

難病の種類や症状の度合いによっては自然治癒していくケースも見られます。また、症状の緩和や進行を遅らせる薬の開発も進められており、早期発見と病気についての理解、適切な治療が病気とうまく付き合っていくうえで大切です。当病院では「難病治療研究センター」を設置し、難病の診療や治療研究、医療相談、講演などを行っており、「難病講座」もそうした活動の一環に位置付けられるものです。

本学では、今後もこうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。



■開催概要
日 時 : 2020年2月20日(木)15:00~17:00(開場14:30)
会 場 : 東海大学伊勢原キャンパス1号館2階 第1会議室(神奈川県伊勢原市下糟屋143)
内 容 : ◇講演1「潰瘍性大腸炎の基礎知識」
       講師/津田 真吾(東海大学医学部消化器内科学 助教)
      ◇講演2「炎症性腸疾患の食事療法」
       講師/岩崎 奨(東海大学医学部付属病院栄養科 管理栄養士)
      ◇講演3「クローン病の診断と内科治療法の最新情報」
       講師/小林 清典氏(北里大学医学部消化器内科学 准教授)
参加費 : 無料
定 員 : 100名
申込方法 : 電話・FAX・郵便はがき・電子メールのいずれかでお申し込みください。
       (FAX・郵便はがき・電子メールでお申し込みの際は、氏名・電話番号を明記してください)
       〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143
       東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
       TEL.0463-93-1121(内線2014) FAX.0463-94-9058(24時間受付)
       E-Mail. i-soumu@tsc.u-tokai.ac.jp
       ※お預かりした個人情報は、本件以外の目的での使用はいたしません。
       また、本件終了後速やかに破棄いたします。
申込締切 : 2020年2月19日(水)
       ※席に余裕がある場合は当日でも受付いたします。応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
主 催 : 東海大学医学部付属病院 難病治療研究センター
お問い合わせ : 東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
         TEL.0463-93-1121(代表)


■本件に関するお問い合わせ
東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
TEL.0463-93-1121(代表)内線2014 担当:中澤

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