「難病講座:難病治療の新しい動向」を開講~パーキンソン病、重症筋無力症と正しく向き合おう~

2020年01月14日

東海大学医学部付属病院では、来る1月29日(水)15:00より、本学伊勢原キャンパス松前記念講堂1階において、「難病講座 難病治療の新しい動向」を開講いたします。

 今回の難病講座のテーマは、「パーキンソン病」と「重症筋無力症」です。「パーキンソン病」は、手足が震える、動作が遅い・小さい、筋肉が固まったようになる、バランスが取れない、といった症状が出る病気で、脳の情報伝達物質の一種であるドパミンの量が減少することで起こると言われています。また、「重症筋無力症」は、全身の筋力低下による疲れやすさや、眼瞼下垂、複視などの眼の症状を起こしやすいことが特徴の自己免疫疾患です。近年、この2つの疾患に関する研究は急速に進んでいるものの、病態の完全な解明には至っておらず、完治が難しいことから難病に指定されています。

今回の難病講座では、まず、東海大学医学部内科学系神経内科学講師の水間敦士が講師を務め、「パーキンソン病と上手に付き合う」と題して、パーキンソン病治療の最前線や日常生活の注意点などを紹介。続いて、慶應義塾大学医学部神経内科 准教授・診療副部長の鈴木重明氏をお招きし、「重症筋無力症の正しい理解」と題して、重症筋無力症の病態や最新の治療法などについて、わかりやすく解説していただきます。

難病の種類や症状の度合いによっては自然治癒していくケースも見られます。また、症状の緩和や進行を遅らせる薬の開発も進められており、早期発見と病気についての理解、適切な治療が病気とうまく付き合っていくうえで大切です。当病院では「難病治療研究センター」を設置し、難病の診療や治療研究、医療相談、講演などを行っており、「難病講座」もそうした活動の一環に位置付けられるものです。

本学では、今後もこうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。


■開催概要
日時 : 2020年1月29日(水)15:00~17:00(開場14:30)
会場 : 東海大学伊勢原キャンパス松前記念講堂1階(神奈川県伊勢原市下糟屋143)
内容 : ◇講演1「パーキンソン病と上手に付き合う」
      講師/水間 敦士(東海大学医学部内科学系神経内科学 講師)
     ◇講演2「重症筋無力症の正しい理解」
      講師/鈴木 重明氏(慶應義塾大学医学部神経内科 准教授・診療副部長)
参加費 : 無料
定員 : 100名
申込方法 : 電話・FAX・郵便はがき・電子メールのいずれかでお申し込みください。
       (FAX・郵便はがき・電子メールでお申し込みの際は、氏名・電話番号を明記してください)
       〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143
       東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
       TEL.0463-93-1121(内線2014) FAX.0463-94-9058(24時間受付)
       E-Mail. i-soumu@tsc.u-tokai.ac.jp
       ※お預かりした個人情報は、本件以外の目的での使用はいたしません。また、本件終了後速やかに破棄いたします。
申込締切 : 2020年1月28日(火)
       ※席に余裕がある場合は当日でも受付いたします。応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
主催 : 東海大学医学部付属病院 難病治療研究センター


■本件に関するお問い合わせ
東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
TEL.0463-93-1121(代表)内線2014 担当:中澤

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