「難病講座:難病治療の新しい動向」を開講~「多発性硬化症」と「パーキンソン病」について~

2017年10月12日

東海大学医学部付属病院では、来る11月7日(火)15:00より、本学伊勢原キャンパス1号館2階第1会議室において、「難病治療の新しい動向 ―難病講座―」を開講いたします。
今回の難病講座では、神経難病をテーマに「多発性硬化症の治療について」(講師/慶應義塾大学医学部神経内科助教 中原仁氏)、ならびに「パーキンソン病と上手につきあうために」(講師/本学医学部神経内科助教 向井雅子)の2講演を行います。講演では、それぞれの疾患の症状や注意点、最新の治療法などを含めて、わりやすく解説いたします。

「多発性硬化症」と「パーキンソン病」は、ともに脳内の神経に関する病気であり、厚生労働省の指定難病になっています。「多発性硬化症」は、20~30歳代の女性に発症することが多く、国内の患者数は約2万人※(視神経脊髄炎患者も含む)で、年々増加傾向にあります。一方「パーキンソン病」の国内患者数は約12万人※。指定難病の中でも2番目に患者数が多い疾患です。両疾患ともに脳内の神経に異常が生じ、その進行とともに運動機能や認知機能の障害など、さまざまな症状が表れます。「多発性硬化症」は、再発と寛解を繰り返しながら進行するのに対し、「パーキンソン病」はゆっくりと進行するのが特徴です。
※引用:公益財団法人 難病医学研究財団/難病情報センター「平成27年度末現在 特定医療費(指定難病)受給者証所持者数」

難病の種類や症状の度合いによっては自然治癒していくケースも見られます。また、症状の緩和や進行を遅らせる薬の開発も進められており、早期発見と病気についての理解、適切な治療が病気とうまく付き合っていくうえで大切です。当病院では「難病治療研究センター」を設置し、難病の診療や治療研究、医療相談、講演などを行っており、「難病講座」もそうした活動の一環に位置付けられるものです。

■開催概要
日  時:2017年11月7日(火)15:00~17:00(開場14:30)
内  容:◇第1部講演「多発性硬化症の治療について」 講師:中原 仁氏(慶應義塾大学医学部神経内科 助教)
     ◇第2部講演「パーキンソン病と上手につきあうために」 講師:向井 雅子(東海大学医学部神経内科 助教)
会  場:東海大学伊勢原キャンパス1号館2階 第1会議室(神奈川県伊勢原市下糟屋143)
定  員:100名
申込方法:電話、あるいは氏名・電話番号を明記の上、FAX・郵便はがき・電子メールのいずれかでお申し込みください。
     〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143
     東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
     TEL.0463-93-1121(内線2014) FAX.0463-94-9058
     E-Mail. i-soumu@tsc.u-tokai.ac.jp
     ※お預かりした個人情報は、本件以外の目的での使用はいたしません。また、本件終了後速やかに破棄いたします。
申込締切:2017年11月6日(月)※応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
参加 費:無料
主  催:東海大学医学部付属病院 難病治療研究センター
お問い合わせ:東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係 TEL.0463-93-1121(代表)

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