本学工学部建築学科の客員教授に世界的な建築家・田根剛氏が就任

2019年11月15日

東海大学[湘南キャンパス]では、本年11月1日(金)付でフランス・パリを拠点に活躍する世界的な建築家の田根剛〔たね つよし〕氏(2001年度 北海道東海大学芸術工学部〔現:東海大学国際文化学部デザイン文化学科〕卒)が工学部建築学科の客員教授に就任いたしました。

田根氏は1979年東京生まれで、東海大学付属浦安高等学校から北海道東海大学芸術工学部に進学し2001年度に卒業されました。在学中は、本学の派遣流学プログラムを利用し、スウェーデンのヨーテボリ大学とチャルマース工科大学への留学を経験されています。

卒業後は、デンマーク王立アカデミー客員研究員を経て、2006年に国際コンペティション「エストニア国立博物館」で最優秀賞を受賞。同年に渡仏しDGT. (06年~16年)を立ち上げ、2017年にはAtelier Tsuyoshi Tane Architectsとして独立されました。
近年では、新国立競技場基本構想国際デザイン競技のファイナリストに選ばれたほか、フランス国外建築賞グランプリ(AFEX、2016年)、フランス建築アカデミー新人賞(同年)、芸術選奨文部科学大臣新人賞(2017年)など数々の名誉ある賞を受賞、世界的にも注目を集めています。

本学では、田根氏に対し、これまでの経験や功績、建築家としての哲学などを学生に共有していただきたいと、客員教授への就任を要請してまいりました。そしてこの度、多様な人材が対話による生きたコミュニケーションをとおして結集し、次代の課題に挑戦し続けるという本学園の考えに共感いただき、客員教授への就任を快諾いただきました。今後、田根氏には、本学工学部建築学科での特別講義を担当していただきます。また、本学園の建学80周年にあたる2022年4月には、全学的な改組改編の一環として、湘南キャンパスに「建築都市学部」の開設を構想しています。田根氏には同学部での教育・研究においてもご尽力いただきたいと考えています。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 大学広報部企画広報課 担当:南條・喜友名・佐藤
TEL.0463-50-2402(直通)

一覧へ戻る