全国の本学付属高生対象 生物学部「体験授業」を実施~室蘭沖でのイルカ観察、潮間帯での生物調査などをとおして海洋生物への興味高める~

2019年07月19日

▲室蘭沖でホエールウォッチング
東海大学[札幌キャンパス]生物学部では、来る7月26日(金)から28日(日)までの三日間、室蘭湾および本学北海道臨海実験所(所在地:寿都郡寿都町)周辺、および本学札幌キャンパスにおいて、全国に広がる本学付属高校から参加の生徒24名を対象に「体験授業」を実施いたします。

この「体験授業」は、本学生物学部海洋生物科学科の授業で行う野外実習や臨海実習などのフィールドワークの体験をとおして、高校生たちに海や海洋生物への興味・関心を高めてもらおうと実施するものです。

初日の7月26日(金)は、室蘭港から沖合まで船で移動し、カマイルカを観察します。また、船上では、海洋生物調査員で写真家の笹森 琴絵氏(本学非常勤講師)が、カマイルカの特徴や生態について解説します。2日目の27日(土)は、本学北海道臨海実験所がある寿都湾で、本学教員および本学学生による指導のもと、海と陸の境界にあたる潮間帯に生息する生物の調査とフィッシング実習などを実施。さらに採集した生物を実験試料とし、解析方法について学びます。最終日の28日(日)は、本学札幌キャンパス内に移動。研究用に飼育している魚の水槽や電子顕微鏡などを見学します。

なお、この体験授業には、付属浦安高校(3名)、付属相模高校(3名)、付属高輪台高校(3名)、付属諏訪高校(1名)、付属札幌高校(1名)、付属大阪仰星高校(3名)、付属市原望洋高校(2名)、付属甲府高校(1名)、山形高校(3名)、菅生高校(4名)に在籍する1・2年生(計24名)の参加が予定されています。

本学は、多様な教育機関を有する総合学園として、一貫教育を基軸に、単なる知識や技術の教授にとどまらず、ヒューマニズに立脚した教養を重視し、人と社会と自然が共生できる文明社会を構築する力を育てることを目指しています。この取り組みも、そうした教育活動の一環として実施するものです。

■指導担当教員
東海大学生物学部海洋生物科学科  教 授   櫻井 泉(学科長)
      同          助 教   野坂 裕一
      同          非常勤講師 笹森 琴絵(海洋生物調査員、写真家)

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 札幌教学課 広報担当:鈴木・國原
TEL.011-571-5111(代表)

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