本学農学部農場実習「稲刈り」を実施~丹精込めて育てた稲の収穫量を調査!"手刈り"で「坪刈り」に挑戦~

2019年10月03日


 東海大学九州キャンパスでは、10月7日(月)、21日(月)の両日13:00から、本学阿蘇実習フィールドの水田において、本学農学部応用植物科学科2年次生による「稲刈り」を実施いたします。

 農場実習「稲刈り」は、播種から田植え、生育調査、収穫、出荷調整、試食までの一連の流れをとおして、水稲栽培の基本を総合的に習得する実習の一環として実施するものです。今回刈り取る稲(森のくまさん)は、5月の農場実習「田植え」で手植えした苗が生育したもので、例年、この実習では伝統的な稲刈り鎌を使用した“手刈り”を行っています。

 当日はまず、全体の収穫量を算出するために一定区画を刈り取る「坪刈り」の説明、そして、技術員のレクチャーのもと、稲刈り鎌の使い方や上手に稲を刈り取るコツを学びます。その上で、実際に稲刈り鎌を使用した“手刈り”で「坪刈り」を行います。学生たちは稲の育成にあたり、これまで生育調査を重ね、その時々に必要な除草や病害防除などの手入れを続けながら、化学肥料と農薬を一切使わない有機的栽培を実践、水は阿蘇の伏流水をそのまま使い大切に育ててきました。
 なお、残りの稲は、後日コンバインで収穫し、その後、脱穀、乾燥、精米を行います。精米し終わったお米は、学生に提供(一人あたり5㎏)し、感謝の気持ちをしたためた手紙を添えて、実家の保護者に贈ります。

 本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに寄与したいと考えています。本実習もそうした本学の考え方を体現するものです。


■実施概要
日 時:10月7日(月)、21日(月)いずれも13:00~15:00
    ※報道受付は、12:00より農学実習場A前にて
会 場:東海大学阿蘇実習フィールド 水田(阿蘇郡南阿蘇村河陽)
参加者:本学農学部応用植物科学科 2年次学生
内 容:5月に“手植え”で植えた稲(森のくまさん)を伝統的な鎌を使用した“手刈り”で収穫。

■この件に関するお問い合わせ
東海大学 九州教学課 入試広報担当
TEL.096-386-2608(直通)FAX.096-386-2765

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