東海大学菅生高等学校硬式野球部が全国高校選手権大会に出場します。

2017年08月08日

菅生高校硬式野球部が7月30日に明治神宮野球場で開催された全国高校選手権西東京大会決勝で早稲田実業学校と対戦。6-2で勝利し、8月8日から西宮市・阪神甲子園球場で行われる本戦に17年ぶり3回目となる出場を決めました。

当日は約3万人の観衆が見守る中、初回に一死1、2塁のチャンスをつくると、4番の片山昂星選手(2年)が中前打で1点を先制します。2回裏に同点に追いつかれるものの、5回表に相手の守備の乱れに乗じて1点を奪うと、続く片山選手の適時二塁打と奥村治選手(3年)の適時中前打で4-1と試合を有利に進めます。投げては先発の松本健吾投手(3年)が内角への直球とスライダーをコントロールよく投げ分け、強打の早実打線に流れを渡さない好投を見せます。8回表に一死から相手3番打者の清宮幸太郎選手(3年)にこの日初安打を許すも、4番の野村大樹選手(2年)を落ち着いて併殺打に抑えました。9回にも片山選手のダメ押し適時打が飛び出し、6-2で17年ぶり3回目の甲子園への切符を手にしました。

若林弘泰監督(菅生高教諭)は、「選手たちは、一試合一試合成長しながらよく戦ってくれました。準決勝で戦った日本大学第三高校、決勝の早実と『西東京の2強』と呼ばれていたチームに勝利し、自信を持って甲子園に臨めます」と話し、小玉佳吾主将(3年)は、「西東京代表として甲子園出場を決めることができて本当にうれしい。チームでは昨年の秋から全国制覇を掲げているので、厳しい大会を勝ち抜いた誇りを胸に頂点を目指します」と笑顔で話していました。

また、この日は中等部と高校の生徒や教職員、保護者らが3塁側から声援を送りました。峰岸英仁校長は、「過去3年間毎年決勝に進みながら、あと一歩のところで涙を飲んできました。敗れてきた悔しさを糧に、選手たちは『やればできる』ということを証明してくれました。すばらしい選手たちに甲子園でもう一花咲かせてほしい」と称え、応援団長を務めた大沼浩平さん(3年)は、「メンバーとスタンドが一体となって戦えるように、精一杯声を出してエールを送りました。高校生はもちろん、中学生や保護者、卒業生の皆さんも大きな声で応援してくれて、選手たちの力になったと思います。甲子園でも精一杯応援して、この大声援を全国に轟かせたい」と意気込んでいました。

なお、菅生高は14日の第二試合(予定)に登場。2回戦で富山県代表の高岡商業高校と対戦します。皆さまの温かいご声援よろしくお願いします。

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