東海大学駅伝チーム対象の臨床試験で天然アスタキサンチンの疲労軽減効果を確認~東海大学医学部・体育学部・医学部付属東京病院、アスタリール株式会社による共同研究の成果を日本抗加齢医学会で発表~

2019年06月17日

東海大学医学部・体育学部・医学部付属東京病院と、天然アスタキサンチン製品を世界中に供給しているアスタキサンチンのパイオニア・アスタリール株式会社の共同グループは、東海大学陸上競技部中・長距離ブロック(駅伝チーム)に所属する選手を対象とした臨床試験において、天然アスタキサンチンの摂取が筋肉疲労の軽減に有効であることを確認いたしました。また、この臨床試験結果を6月15日(土)「第19回日本抗加齢医学会総会」にて、東海医学部医学科基盤診療学系教授/医学部付属東京病院長である西﨑泰弘の研究グループが発表いたしました。

〔研究背景〕
エビなどの甲殻類やサケなどに含まれる赤橙色の色素であるアスタキサンチンには、抗酸化および抗炎症作用があり、健康食品として広く研究が進められている。これまでに持久力向上や筋肉損傷軽減など、アスリートにとっての有用性が期待できる複数の効果が報告されてきたが、トップアスリートにおける検討は十分ではなかった 。

〔試験方法〕
臨床試験は、東海大学陸上競技部中・長距離ブロック(駅伝チーム)に所属する1~3年次の男子学生30名を対象に実施した(期間 2018年8月~10月)。5,000メートル走のタイムが等しくなるよう2群に分け、試験群ではアスタキサンチンカプセル(フリー体アスタキサンチン換算量として1日12 mg)、対照群ではアスタキサンチンを含まないプラセボカプセルを各8週間服用。服用期間中は、採尿、採血、バイタルサイン、問診などを行ったほか、ウェアラブル端末により活動量を測定した。

〔備 考〕
本試験で用いた天然アスタキサンチンを配合したサプリメントは、既に市販されており、アンチドーピング認証であるインフォームドチョイスを取得しています。

〔アスタキサンチンについて〕
機能性表示食品や栄養補助食品、化粧品などに広く配合されていますが、日本国内で食品用として流通しているアスタキサンチンのほとんどがヘマトコッカス藻由来のものです。アスタキサンチンは、基礎研究だけでなく、多くの臨床研究の報告があり、メタボリックシンドローム、アトピー性皮膚炎などの病態だけでなく、抗疲労、脳機能の改善、美肌作用、運動機能の向上など、健康増進における有効性が報告されています。

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学理事長室広報課 生島礼子
TEL:03-3467-2211
MAIL:pr@tokai.ac.jp

アスタリール株式会社 広報担当
TEL:03-5408-1129
MAIL:contact@astareal.co.jp




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