手播きから発芽させた稲の苗を昔ながらの手植えで植える 本学農学部農場実習「田植え」を実施

2019年05月15日

▲震災前の田植えの様子
東海大学[九州キャンパス]では、来る5月20日(月)と27日(月)の両日13:00から、学内水田において、本学農学部応用植物科学科の2年次生による「田植え」実習を実施いたします。

農場実習「田植え」は、播種から田植え、生育調査、収穫、出荷調整、試食までの一連の流れをとおして、水稲栽培の基本を総合的に習得する実習の一環として実施するものです。4月の実習では、今回の実習で植え付ける苗のもとになった籾の播種と予措の説明が行われました。

田植え当日は、4月に播種した籾から発芽して15cm程度にまで成長した「森のくまさん」の苗をポットから抜き取り、代かきを終えた学内の15アールの水田に、根を傷つけないよう一株ずつ丁寧に手で植え込んでいきます。田植え後は生育状況の調査を重ね、秋の収穫まで、その時々に必要な除草や病害防除などの手入れを継続。さらに、収穫後は収量や収量構成要素を調査・検証し、課題の抽出までを行います。また、本学では秋に収穫されたお米を専用の袋に入れ、学生一人に対して5kgずつ提供。学生は感謝の気持ちを込めて、そのお米を実家の保護者に贈ります。

本学では、さまざまなリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を社会に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の取り組みもそうした本学の考え方を具現化するものです。

■実施概要
日時 :2019年5月20日(月)、27日(月)いずれも13:00~15:00
    ※報道受付は、12:00より農学実習場A前にて
会場 :東海大学阿蘇実習フィールド内 水田(阿蘇郡南阿蘇村河陽)
参加者:本学農学部応用植物科学科の2年次学生(20日36名、27日32名 計68名 予定)
内容 :手播きから発芽させた稲(森のくまさん)の苗を、学内の水田に手で植え付けます。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 九州教学課 入試広報担当
TEL.096-386-2608(直通)FAX.096-386-2765

一覧へ戻る