中学生が若年性認知症について学ぶ「福祉教養講座」を実施~親世代でも発症し得る若年性認知症。クイズなどを通じて関わり方を考える~

2019年04月26日

▲昨年の「福祉教養講座」(2018年5月)の様子(フライングディスク体験)
東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部では、来る5月8日(水)および9日(木)の二日間、本校全校生徒(442名)を対象とした「福祉教養講座」を実施いたします。

 生徒世代にとっては、「認知症=お年寄り」というイメージを持つことも多いようですが、生徒たちの親世代である40~50代でも、若年性アルツハイマー症などの若年性認知症を発症することがあります。本講座は、万一、身近な家族や地域の方々などが若年性認知症を発症してしまったときに、どう関わり、どんな支援をすることができるのかを生徒たちに考えてもらおうと実施するものです。

8日(水)は、特別養護老人ホーム「羽衣の園」スタッフの三浦春奈氏を講師にお招きし、クイズなどを交えながら、若年性認知症の好発年齢や症状といった基礎知識について解説していただきます。また、翌9日(木)は、一般社団法人静岡県社会福祉士会の辻村明枝氏をお招きし、「発症前と後での変化」「発症後の周りとの関わり方」といったテーマでご講義いただきます。

本校では、さまざまな障がいを持つ方々をお招きしてお話を伺う講演会や、デフラグビー日本代表選手と本校ラグビー部による合同練習、パラリンピック正式種目「ボッチャ」や「フライングディスク」の体験など、対話による生きたコミュニケーションをとおして福祉について考える教育を、年間を通じて実践しています。

■実施概要
日時:2019年5月8日(水)・9日(木)10:55~11:45
   (報道受付は各日10:30より本校事務室にて)
会場:東海大学付属静岡翔洋高等学校・中等部 アリーナ・建学記念ホール
   (所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)
内容:【8日(水)】 講座名/若年性認知症との関わり方について考えてもらう
           講 師/特別養護老人ホーム「羽衣の園」スタッフ 三浦春奈氏
           ①スタッフ紹介
           ②若年性認知症の説明の前にクイズを出題「若年性認知症は何歳から?」            
            「どんな行動をするのか?」といった簡単な質問を生徒に出題(〇×形式)
           ③若年性認知症について説明
   【9日(木)】 講座名/若年性認知症 事例紹介・講義
           講 師/一般社団法人静岡県社会福祉士会 辻村明枝氏
           ①前日の内容に関する振り返り、辻村氏の自己紹介
           ②講義(テーマ「発症前と後での変化」「発症後の周りとの関わり方」
           「周りの人の状況の変化など」)
参加者:東海大学付属静岡翔洋高等学校中等部 生徒442名(1年生152名、2年生150名、3年生140名)
(予定)


■この件に関するお問い合わせ
東海大学付属静岡翔洋高等学校 担当:牧野
TEL.054-334-0726/FAX.054-334-0827

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