講演会「『認知症をめぐる生活問題』について」を開催~認知症の方が暮らしやすい地域・社会づくりへの取り組みについてなど~

2019年01月11日

東海大学医学部付属病院では、来る2月12日(火)13:30より、本学伊勢原キャンパス1号館2階 講堂Aにおいて、一般の皆さまや神奈川県内の保健・医療・福祉従事者を対象とする講演会「『認知症をめぐる生活問題』について」を開催いたします。

当日は、基調講演として、医療法人社団緑成会 横浜総合病院臨床研究センター長 長田乾氏をお招きし、「認知症になってもふつうに暮らすために」と題してお話いただきます。さらに、「伊勢原警察署における高齢者が関わる取扱いについて」(神奈川県伊勢原警察署 生活安全課防犯少年係 警部補 舩橋雄介氏)、「認知症高齢者の見守りのための仕組みづくりについて ~徘徊高齢者SOSネットワーク登録状況からの考察~」(伊勢原市介護高齢課地域包括ケア推進係 副主幹 水谷淳子氏)、「認知症の方が暮らしやすい地域・社会とは」(平塚市高齢者よろず相談センター倉田会〔地域包括支援センター〕社会福祉士 介護支援専門員 上條亮氏)の3講演とパネルディスカッションを予定。認知症をめぐる生活問題の解決への取り組みなどをそれぞれご講演いただきます。

内閣府の「平成29年版高齢社会白書(概要版)」によると、2012(平成24)年は認知症高齢者数が462万人と65歳以上の高齢者の約7人に1人、2025年には約5人に1人になるとの推計もあります。認知症が原因で、外出して自宅に戻れなくなり警察等に保護される方や行方不明になる方など、さまざまな生活問題も増加しています。今回の講演は認知症の方が暮らしやすい地域・社会を目指し、国や自治体などの方々のお話を通して、身近な病気「認知症」に対して、周囲の人々の理解を深めることを目的にしています。

本学では、今後もこうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。


■本件に関するお問い合わせ・読者の方のお問い合わせ
東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 認知症研修係
TEL.0463-93-1121(代表)内線2014

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