東海大学では、神奈川県および県内5市町などと共同で「東海大学地域の健康課題解決推進会議」（以下、推進会議）を発足しました。

　この推進会議は、「神奈川ME-BYOリビングラボ」※と連携し、優れた未病関連商品・サービスの社会システム化を促し、公的サービスへの導入や市場への普及を進めることで、県民の未病改善を促進し、地域の健康課題の解決を図るものです。なお、この取り組みは、神奈川県と東海大学との包括連携協定に基づいて実施します。

※「神奈川ME-BYOリビングラボ」：県民が安心して未病改善に取り組むとともに、未病産業の持続的発展を促すため、企業などが主体となって行う未病関連商品・サービスを活用した実証事業について、県が市町村やCHO構想（健康経営）を実践する企業などと連携して、県民参加の実証フィールドを創出し、有効性等の検証・評価を行う仕組み。

具体的には、東海大学が中心となり、神奈川県、平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町などが連携し、地域の健康課題や潜在的な市民・団体・行政ニーズの明確化に取り組むほか、これらの課題の解決に資する商品・サービスを使って企業などが行う実証事業の提案を東海大学との共同研究や学生教育につなげ、持続的な民産官学連携の枠組みにより、実証事業の効果的かつ効率的な推進と成果の普及に努めます。

　今後はこの推進会議のもとに、地域の健康課題の明確化と全体の進捗管理を行う「連携推進委員会」、学生教育に資する社会実装型フィールドワークを推進・管理する「普及教育委員会」、調査・分析・検証・評価を担う「開発研究委員会」の3委員会を設置し、具体的な取り組みを進めていきます。

【「東海大学地域の健康課題解決推進会議」の概要】
構成員　：東海大学、神奈川県、平塚市、秦野市、伊勢原市、大磯町、二宮町
　　　　　※今後、必要に応じて専門家（医療関係者等）や実証事業に参加した県民の参画を検討。
主な役割：（1）地域の健康課題（市民・団体・行政ニーズ）に関する調査・分析・評価の実施
　　　　　（2）実証事業（課題解決）の有効性や実現性の検証・評価・普及の支援
　　　　　（3）実証事業の実施に適したフィールドの形成や参加者のリクルートの支援
委員会　：連携推進委員会、普及教育委員会、開発研究委員会


■アルケア株式会社（共同研究等）
テーマ： 地域住民への運動器機能評価と運動指導における効果の検証（高齢者の運動機能）
内容　： 「アンチロコモ教室」のノウハウ等を希望する地域リーダーに提供。自助・互助の拠点を育成。参加した地域住民の運動機能改善効果・行動変容レベルを検証

■株式会社疲労科学研究所（フィールド形成、参加者リクルート）
テーマ： 高齢者の健康評価に関する研究（疲労・ストレス）
内容　： 疲労・ストレス測定システム（VM302）で自律神経状態を測定。　適用対象年齢を70歳以上に拡大（現在20歳以上70歳未満）

■株式会社マピオン（共同研究等、フィールド形成、参加者リクルート）
テーマ： スマホのウォーキングアプリを活用した、歩くことによる健康行動の変容に関する評価研究（生活習慣病）
内容　： ウォーキングアプリ（aruku&）を活用し、継続的運動を支える意志に働き掛け健康行動の変容を実現する方法論を探索


■本件に関するお問い合わせ
東海大学 地域連携センター地域連携課 池田・近藤　TEL.0463-50- 2406（直通）













＜参考＞東海大学が参加した「平成29年度神奈川ME-BYOリビングラボ実証事業」
■アルケア株式会社（共同研究等）
テーマ 地域住民への運動器機能評価と運動指導における効果の検証（高齢者の運動機能）
内容 「アンチロコモ教室」のノウハウ等を希望する地域リーダーに提供。自助・互助の拠点を育成。参加した地域住民の運動機能改善効果・行動変容レベルを検証

■株式会社疲労科学研究所（フィールド形成、参加者リクルート）
テーマ 高齢者の健康評価に関する研究（疲労・ストレス）
内容 疲労・ストレス測定システム（VM302）で自律神経状態を測定。　適用対象年齢を70歳以上に拡大（現在20歳以上70歳未満）

■株式会社マピオン（共同研究等、フィールド形成、参加者リクルート）
テーマ スマホのウォーキングアプリを活用した、歩くことによる健康行動の変容に関する評価研究（生活習慣病）
内容 ウォーキングアプリ（aruku&）を活用し、継続的運動を支える意志に働き掛け健康行動の変容を実現する方法論を探索