ワークショップ「防災・減災の視点から考える真駒内駅前のまちづくり」を開催~本学教員開発の「災害情報共有アプリ」を使い、地震の際の避難所などを区民と共有~

2018年10月01日

東海大学[札幌キャンパス]では、来る10月6日(土)13:30より、真駒内総合福祉センターおいて、市民参加型ワークショップ「防災・減災の視点から考える真駒内駅前のまちづくり」を開催いたします。

 9月6日(木)未明に胆振東部地方を中心に発生した「北海道胆振東部地震」は、本学札幌キャンパスが所在する札幌市南区の区民の暮らしにも、停電や断水、食品不足といった形で大きな影響を及ぼしました。今回のワークショップでは、東海大学「ICTを活用したまちづくりグループ」に参画する本学湘南キャンパス(神奈川県)、高輪キャンパス(東京都)、熊本キャンパス(熊本県)の研究者が共同開発した、SNSを活用した「防災・減災・安否確認・まち歩きアプリケーション」を使って、胆振東部地震の経験も踏まえつつ真駒内駅周辺を実際に散策しながら、有事の際に利活用できそうな施設や設備、あるいは危険になりそうな場所などを参加者と共に確認します。散策後は会場を真駒内総合福祉センターに移し、まち歩きを振り返りつつ、確認したことを共有するほか、「まちづくり」を「防災・減災」の視点から改めて考え直すことを目的に、参加者の皆さんと研究者が議論する時間も設けます。

本学では、地域の皆さまの集いと交流の場を創出するとともに、教育・研究の成果を地域に還元することで、よりよい地域社会づくりに貢献していきたいと考えております。今回のワークショップもそうした考えを具現化する取り組みの一つと位置付けています。

■開催概要
日時  :2018年10月6日(土)13:30~16:00(報道受付は13:00より会場にて)
会場  :真駒内駅周辺、真駒内総合福祉センター(札幌市南区真駒内幸町2-1-5)
定員  :40名(先着)〔参加締切:10月5日(金)〕
申込方法:以下の電話番号またはメールアドレスにてお申込みください
申込先 :植田俊〔うえた しゅん〕(東海大学国際文化学部 講師)
     TEL.090-3758-8812 E-mail:ueta@tsc.u-tokai.ac.jp
備考  :動きやすい服装、歩きやすい靴、雨具(カッパや傘)、防寒着

■スケジュール
13:30 開会
13:35 活動の事前説明
     「Twitterを利用した災害情報共有システム(DITS・DIMS)」の概要、利用方法の説明
13:50 まち歩き(真駒内駅前周辺を散策)
     「Twitterを利用した災害情報共有システム(DITS・DIMS)」を使い、災害・防災の観点で気になる場所・ものを投稿する。
15:00 まち歩き結果の共有・振り返り
     「Twitterを利用した災害情報共有システム(DIMS)」を使い、各自の投稿内容を振り返る
15:15 各班からの報告
15:35 活動の総括
15:45 事後アンケート
15:55 閉会挨拶
16:00 終了

■講師
宇津圭佑(東海大学情報通信学部通信ネットワーク工学科 准教授)
村上祐治(東海大学基盤工学部電気電子情報工学科 教授)
内田 理(東海大学情報理工学部情報科学科 教授)
梶田佳孝(東海大学工学部土木工学科 教授)
田島 祥(東海大学現代教養センター 准教授)
植田 俊(東海大学国際文化学部地域創造学科 講師)

■東海大学「ICTを活用したまちづくり」グループについて
本グループは、「災害に強いまち」づくりを目指して研究・教育を行っています。代表者の宇津圭佑、分担者の内田理、村上祐治、梶田佳孝、田島祥は、SNS(Twitterなど)を活用した防災・減災・安否確認・まち歩きアプリケーションの研究・開発に取り組んできました。また、その実証実験を、東海大学湘南キャンパス(神奈川県)周辺の自治体や学校と連携して行ってきました。本取り組みは、これまでの研究・開発で蓄積してきた成果を全国に展開するもので、各地で行われてきた「まちづくり」活動に、防災・減災の視点を組み込み、より良い暮らしの構築に寄与することを大きな目的としています。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 札幌教学課 広報担当:小栗・鈴木
TEL.011-571-5111(代表)

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