学生プロジェクトが人手不足の農家を支援~花やトマト栽培、酪農など、農業の現場から生きた知識と技術を学ぶ~

2018年09月04日

▲援農活動の様子(2018年5月
東海大学[九州キャンパス]の学生プロジェクト「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」では、来る9月12日(水)~14日(金)の期間、産山村の農家や酪農組合を訪ね、現地に滞在しながら農作業を手伝う中で、農業の“生きた”知識や技術、農業や農家の現状などを学ぶ「援農活動」を実施いたします。

今回の援農活動では、産山村にある5軒の農家を訪問し、花苗の植え替え、間引き、種まきなどの管理作業、ホウレンソウの収穫、イチゴの定植、トマトの芽かきといった農作業を支援します。このほか、山鹿酪農組合において搾乳や牛舎の掃除などの作業支援も予定。また、期間中は、産山村に滞在し、農家や地域の皆さんとの親睦を深める「交流会」も行う予定です。

「阿蘇援農コミュニティープロジェクト」は、農学部の学生が中心となり自主的に立ち上げた、本学チャレンジセンターの学生プロジェクトです。地域農業の実態を学びながら改善策を模索し、その活性化に貢献していくことを目的として2008年度から活動しており、16年の熊本地震後には、被災した農家の再建作業なども支援。17年には、こうした活動が評価され、「第6回食と農林漁業大学生アワード」(主催:農林水産省)にて「農林水産大臣賞」を受賞しました。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生によるこうした取り組みも、本学の考えを体現するものです。

■実施概要
日程 :9月12日(水)~9月14日(金)
場所 :産山村の農家5軒、山鹿酪農組合
参加者:本学チャレンジセンター阿蘇援農コミュニティープロジェクトの学生
    14名(予定)
内容 :トマトの芽かき、花苗の定植(苗床で育てた苗を畑などに移し植える作業)などの農作業、牛舎の掃除や搾乳などの酪農作業
※報道受付は当日現地にて
※作業時間帯や訪問先農家の詳細などにつきましてはお問い合わせください

■東海大学チャレンジセンターについて
東海大学チャレンジセンターは、社会で活躍するために必要となる「自ら考える力」「集い力」「挑み力」「成し遂げ力」を身に付けるための場を学生たちに提供しています。学部・学科を超えた多くの学生が集まってプロジェクト活動を推進したり、チャレンジセンター科目を履修したりするなどの学びを通じて、これらの4つの力を育成することを目指しています。同センターでは、学生たちの活動スペースを提供しているほか、プロジェクトに必要な機材などの費用を支援金として支給。また、専任の職員がプロジェクトコーディネーターとしてプロジェクトの進行状況を把握するとともに、学生からの相談への対応やプロジェクトを円滑に推進するための指導を行います。専門的知識を持った教員がアドバイザーとして指導・助言を行うことも大きな特徴です。

■この件に関するお問い合わせ
東海大学 九州教学課(髙橋)
TEL.096-386-2678/FAX.096-386-2747

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