プロの料理人から日本食・寿司の文化と技を学ぶ「特別演習」を実施

2018年08月24日

東海大学短期大学部では、来る8月28日(火)から30日(木)までの3日間、本学食物栄養学科の学生を対象に、プロの料理人から日本食や寿司の文化と技を学ぶ特別授業「2018年夏期特別演習」を実施いたします。

この特別演習は、栄養士や栄養教諭を目指す学生に、地元食材への関心を高め、食に対する深い理解と、調理法に関する知識・技術の習得につなげてもらおうと、毎年夏休み期間を利用して実施しているものです。今回の演習初日8月28日(火)の講師は、食文化研究家で懐石料理「待月楼」店主の八木章夫氏。日本の食文化と日本料理の特性についてご講演いただいた後、出汁の取り方など日本料理の基礎から本格的な懐石料理の料理法までを、八木氏による実演と指導のもと、調理実習をとおして学びます。

続く29日(水)は、県内の寿司店で腕を振るう約15名の寿司職人の皆さんを講師にお迎えします。当日は、寿司の歴史や種類についての解説と基本的な包丁の使い方などの指導に加え、熟練の繊細な包丁さばきも実演していただきます。また、学生たちは、寿司を握る実技にも挑戦。職人技で握られた寿司と学生たち自身が握った寿司を食べ比べ、その違いを考えます。

最終日の30日(木)は、公益法人米穀安定供給確保支援機構のご協力による「3・1・2弁当法体験セミナー」。年齢や性別から算出される、一食におけるご飯、主菜、副菜などの適量を正しく把握し、日常の食生活に生かすための講義と実習を行います。

本学では、企業や団体をはじめ、地域の方々を講師にお招きし、対話による生きたコミュニケーションをとおして学生たちが学ぶ機会を積極的に創出しています。この特別演習も、そうした取り組みの一環に位置付けられるものです。


■実施概要
<日本料理の講義と懐石料理の調理実習>
日時 :8月28日(火)10:00~12:20
会場 :東海大学短期大学部 5号館4階 調理実習室(所在地:静岡市葵区宮前町101)
内容 :和食の食文化と調理特性の理解を深めるとともに、調理技術を培うことを目的とした実習
講師 :食文化研究家・「待月楼」店主 八木 章夫〔やぎ のりお〕氏
参加者:本学食物栄養学科 学生 約40名(予定)

<鮨の歴史の講義と職人による握り鮨・巻き鮨、ハラン飾り等のデモンストレーション、握り鮨調理実習>
日時 :8月29日(水)10:00~12:00
会場 :東海大学短期大学部 5号館4階 調理実習室(所在地:静岡市葵区宮前町101)
内容 :・寿司の歴史に関する講義
    ・寿司職人による実演(握り鮨、巻き鮨、ハラン飾り)を見学
    ・寿司職人による指導のもと調理実習・試食(職人によるものとの食べ比べ)
講師 :静岡県鮨商生活衛生同業組合加盟の寿司職人の方(約15名)
参加者:本学食物栄養学科 学生 約40名(予定)


<ご飯の適量を学ぶ「3・1・2弁当箱法」体験セミナー>
日時 :8月30日(木)10:00~12:20
会場 :東海大学短期大学部 5号館4階 調理実習室(所在地:静岡市葵区宮前町101)
内容 :参加者が一食における主食(ごはん)、主菜、副菜の適量を把握し、実践する力を形成するため、
    ご飯の適量を学ぶ「3・1・2弁当箱法体験セミナー」をベースとした講義と実習
講師 :公益法人米穀安定供給確保支援機構の方(約20名)
参加者:本学食物栄養学科 学生 40名(予定)

■この件に関するお問い合せ
東海大学短期大学部 担当:谷本
TEL.054-261-6321(代)

▲昨年の様子(左:食文化研究家・「待月楼」店主の八木章夫氏による調理指導、右:調理実習で作った日本料理

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