高校生対象 本学生物学部の「体験授業」を実施~カマイルカ観察、潮間帯生物調査などを通じ、海洋生物への興味・関心を高める~

2018年07月20日

▲室蘭沖でホエールウォッチング
東海大学[札幌キャンパス生物学部では、来る7月27日(金)から29日(日)までの三日間、本学北海道臨海実験所の近隣および室蘭湾において、本学付属高校の生徒20名が参加する生物学部「体験授業」を実施いたします。

この「体験授業」は、本学生物学部海洋生物科学科の授業で行う野外実習や臨海実習などのフィールドワークを、道内外の付属高校の生徒が体験することで、海や海洋生物への興味・関心を高めてもらおうと実施するものです。

初日の7月27日(金)は、室蘭港から船に乗り、沖合に生息するカマイルカを観察。船上では、海洋生物調査員で写真家の笹森 琴絵氏(本学非常勤講師)が、カマイルカの特徴や生態について解説します。翌28日(土)は、北海道臨海実験所がある寿都湾において、教員および学生による指導のもと、海と陸の境界にあたる潮間帯に生息する生物の調査やフィッシング実習などを行い、生物試料の解析方法について学びます。最終日の29日(日)は、本学札幌キャンパス内に移動し、研究用に飼育している魚の水槽や電子顕微鏡などを見学します。

この体験授業には、付属相模高校(1名)、付属高輪台高校(3名)、付属大阪仰星高校(11名)、付属市原望洋高校(3名)、付属甲府高校(2名)に在籍する1・2年生(計20名)の参加が予定されています。

本学は、多様な教育機関を有する総合学園として、一貫教育を基軸に、単なる知識や技術の教授にとどまらず、ヒューマニズに立脚した教養を重視し、人と社会と自然が共生できる文明社会を構築する力を育てることを目指しています。この取り組みも、そうした教育活動の一環として実施するものです。

■実施概要
実施日       時間         内容                          会場
7月27日(金)  13:00      室蘭港 到着                       室蘭市
         13:30      船に乗りカマイルカを観察
         15:30      観察終了・観察結果解説      
         16:00      室蘭港 出発
         18:00      本学北海道臨海実験所(寿都郡寿都町)到着         寿都町

7月28日(土)  08:00      寿都湾における潮間帯生物の観察、             寿都町
                  もしくはフィッシング(海況により変更いたします)
         11:00      観測終了、昼食・待機
         13:00      寿都湾における潮間帯生物の観察、
                  もしくはフィッシング(海況に変更いたします)
         15:30      採取した生物の観察および同定作業
         18:00      本学北海道臨海実験所 到着

7月29日(日)  09:30      本学北海道臨海実験所 出発                寿都町
         12:00      本学札幌キャンパス(札幌市南区)到着
         12:30      食事と施設見学(魚の飼育水槽、電子顕微鏡など)
         14:00      解散                           札幌市                      

■指導担当教員
東海大学生物学部海洋生物科学科 教授    櫻井 泉(学科主任)
  同             講師    武藤 望生
  同            非常勤講師 笹森 琴絵(海洋生物調査員、写真家)

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 札幌教学課 広報担当:鈴木・小栗
TEL.011-571-5111(代表)



一覧へ戻る