特別対談 「宇宙航空研究開発機構(JAXA)での月の研究の取り組み」~世界に誇れる研究成果を発表した大学院生と学長が本音で語る45分~

2018年09月11日

東海大学[湘南キャンパス]では、来る9月15日(土)12:50より、本学湘南キャンパスにおいて、東海大学神奈川県後援会総会*特別対談「宇宙航空研究開発機構(JAXA)での月の研究の取り組み」を開催いたします。

 この特別対談は、神奈川県内在住の本学保護者を対象に、宇宙航空研究開発機構(JAXA)宇宙科学研究所(ISAS)太陽系科学研究系の受託指導学生として月の研究に取り組む本学大学院工学研究科2年次生・郭哲也さんと本学学長・山田清志が、世界レベルの研究活動について、独創的な着眼点や苦労、研究に対する姿勢など、さまざまな側面から語り合うものです。

 郭さんは、工学部4年次生から工学部航空宇宙学科三宅亙教授の研究室に所属し、同教授の勧めでJAXAのISASにおいて探査衛星「かぐや」のデータ解析などに従事。これまで目に留める研究者がいなかった既存のデータを丹念に調べ上げる過程で、月に巨大な地下空洞が存在することを示す証拠を発見し、研究論文「SELENE(かぐや)搭載レーダサウンダーによる月マリウス丘での溶岩チューブの検知」を筆頭著者としてまとめました。この論文は、2017年10月「Geophysical Research Letters」に掲載され、世界的な注目を集めています。
 なお、対談の冒頭に、郭さんによる研究紹介が予定されています。

本学では、自然と調和した社会の発展に寄与し、人類の恒久平和と福祉の向上を実現するために、平和目的の原則に沿った研究倫理のもとで、自由で活発な研究活動を推進しております。郭さんの研究も、そうした本学のビジョンを体現するものです。

■開催概要
日時:2018年9月15日(土)12:50~13:35
会場:東海大学湘南キャンパス2号館大ホール(所在地:平塚市北金目4-1-1)
登壇者:山田清志(東海大学 学長)
    郭哲也(東海大学大学院工学研究科2年次生)

■後援会総会とは
 東海大学後援会は、大学とご家庭、地域社会の架け橋となり、学生たちが充実した学生生活を送れるようサポートすることを目的に、1962年に設立されました。 学園の創立者松前重義の、「理想の教育は大学と家庭が一体となって実現できる」という教育観に共鳴した保護者の皆様が、各地域で大学への教育活動への支援を目的に、自主的に結成した会が始まりです。
 この東海大学後援会が、毎年9月に国内50地区、海外(台湾)1地区で開催するものが「後援会総会」です。大学の教職員が各地区の後援会総会に参加し、本学の取り組みなどをご説明するほか、保護者と1対1で、ご子息ご子女の学業、生活、キャリア・就職について話し合う個人面談の場を設けています。参加された保護者の皆様からは、「子供のことや大学のことがよくわかり安心した」と、本学のきめ細やかな支援に関する多くの感想が寄せられています。


■本件に関するお問い合わせ
東海大学 大学広報部企画広報課 担当:南條・後藤
TEL.0463-50- 2402(直通)

一覧へ戻る