「難病講座:難病治療の新しい動向」を開講~慢性ITPはじめ、さまざまな難治性血液疾患治療の最前線を紹介~

2018年11月15日

東海大学医学部付属病院では、来る11月30日(金)15:00より、本学伊勢原キャンパス1号館2階第1会議室において、「難病講座 難病治療の新しい動向 ~難病血液疾患の治療~」を開講いたします。

 難治性の血液疾患で難病に指定されている病気の一つに特発性血小板減少性紫斑病(Idiopathic thrombocytopenic purpura、以下ITP)があります。これは、血小板が減少し出血しやすくなる病気で、6カ月以上にわたって血小板の減少が持続する「慢性型」は、成人に多い傾向にあります。原因としては、血小板に対する「自己抗体」ができ、その自己抗体により脾臓で血小板が破壊されるために、血小板の数が減ってしまうと推定されていますが、なぜ「自己抗体」ができるのかは、いまだはっきりとはわかっていないのが現状です。

今回の難病講座では、東海大学医学部内科学系血液腫瘍内科学准教授の白杉由香理が講師を務め、「慢性ITPの治療戦略 ~最近10年間で変わったことと変わらないこと~」と題して、慢性ITP治療の最前線を紹介。また、順天堂大学医学部内科学血液学講座の高久智生准教授をお招きし、「難病血液疾患の病態と治療について」と題して、難病指定されているさまざまな血液疾患の病態と治療法について、わかりやすく解説していただきます。

難病の種類や症状の度合いによっては自然治癒していくケースも見られます。また、症状の緩和や進行を遅らせる薬の開発も進められており、早期発見と病気についての理解、適切な治療が病気とうまく付き合っていくうえで大切です。当病院では「難病治療研究センター」を設置し、難病の診療や治療研究、医療相談、講演などを行っており、「難病講座」もそうした活動の一環に位置付けられるものです。

本学では、今後もこうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、よりよい地域社会づくりに貢献してまいります。


■開催概要
日時: 2018年11月30日(金)15:00~17:00(開場14:30)
会場: 東海大学伊勢原キャンパス1号館2階 第1会議室
(神奈川県伊勢原市下糟屋143)
内容: ◇講演1「慢性ITPの治療戦略 ~最近10年間で変わったことと変わらないこと~」
講師/白杉 由香理(東海大学医学部内科学系血液腫瘍内科学 准教授)
◇講演2「難病血液疾患の病態と治療について」
講師/高久 智生氏(順天堂大学医学部内科学血液学講座 准教授)
参加費: 無料
定員: 100名
申込方法: 電話・FAX・郵便はがき・電子メールのいずれかでお申し込みください。
(FAX・郵便はがき・電子メールでお申し込みの際は、氏名・電話番号を明記してください)
〒259-1193 神奈川県伊勢原市下糟屋143
東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
TEL.0463-93-1121(内線2014) FAX.0463-94-9058
E-Mail. i-soumu@tsc.u-tokai.ac.jp
※お預かりした個人情報は、本件以外の目的での使用はいたしません。
また、本件終了後速やかに破棄いたします。
申込締切: 2018年11月29日(木)
※応募者多数の場合は先着順とさせていただきます。
主催: 東海大学医学部付属病院 難病治療研究センター
お問い合わせ: 東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
TEL.0463-93-1121(代表)

■本件に関するお問い合わせ・読者の方のお問い合わせ
東海大学医学部付属病院 伊勢原総務課 難病講座係
TEL.0463-93-1121(代表)内線2014 担当:中澤

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