東海大学農学部×阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクト 一般公開セミナー「草原あか牛"eco beef ASO"」を開催

2018年10月23日

東海大学[九州キャンパス]農学部では、来る10月28日(日)16:00から、熊本産食材を使った本格イタリアンを提供するレストラン「イタリー亭」および同店2階の多目的スペース「ミヤモトホール」にて、一般公開セミナー「草原あか牛“eco beef ASO”」を、一般社団法人阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクトとの共催にて開催いたします。

本セミナーは、本学農学部が阿蘇地域の風土・文化特性を生かして開発した肉用牛「草原あか牛“eco beef ASO”」の生産から流通・消費までを教材にし、地域貢献を果たす過程で学生たちの社会的実践力を育成する教育プログラムの一環として実施するものです。今回は、一般的に牛肉としての評価が低い子育てを終えた母牛(経産牛)の付加価値を見いだそうと、「草原あか牛“eco beef ASO”」を題材に、加工法と調理法について二人の専門家からご提案いただきます。

当日第一部では、滋賀県を拠点に精肉の加工・販売を行う株式会社サカエヤの代表取締役社長・新保吉伸氏を講師に招聘。阿蘇の草原で伝統的な放牧飼育によって育てられた経産牛を牛肉として利用するにあたっての“プロ”の熟成技術をわかりやすく解説していただきます。続く、第二部では、リストランテ・ミヤモトのオーナーシェフで阿蘇世界農業遺産認証の立役者でもある宮本健真氏から、赤身肉のおいしさを最大限に引き出す調理法をご紹介いただくとともに、宮本シェフの手による「あか牛」料理を参加者の皆さんで試食します。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。今回の公開セミナーもそうした考えを体現する取り組みの一つに位置付けられるものです。

■開催概要
日時 :2018年10月28日(日)16:00~20:00(受付15:30~)
会場 :ミヤモトホール2Fおよびイタリー亭(熊本市中央区上通5-23)
内容 :◇第一部・セミナー(16:00~17:30)
    「『肉の手当』としての熟成技術」
     講師/新保 吉伸氏(株式会社サカエヤ 代表取締役社長)
    ◇第二部・試食会(18:00~20:00)
    「『おいしさを最大限に引き出す』調理方法」
     講師/宮本 健真氏(リストランテ・ミヤモト オーナーシェフ)
参加者:一般の方 50名(予定)
主催 :東海大学農学部、一般社団法人 阿蘇のあか牛・草原牛プロジェクト(共催)

■草原あか牛“eco beef ASO”とは
春から秋にかけては阿蘇地域に広がる野草地で放牧し、冬の間は牛舎で草飼料を多めに与えて飼育する。
これは、牛本来の要求に合った飼育法と言えます。この飼育法は、健康的な牛を育てることができるのと同時に、阿蘇地域の草原の維持にもつながります。
本学農学教育実習センターでは、こうした牛と環境の両面にやさしい飼育法で育てたあか牛を「草原あか牛“eco beef ASO”」と総称し、その普及に取り組んでいます。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学 九州事務課
TEL. 096-386-2655(直通)

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