深海魚の謎から世界初「AIマグロ診断」まで、水産学の最前線に迫る ~未知なる生態の解明と食の安全を守る科学の挑戦 大学が挑む水産学研究を一挙公開~

2026年02月25日

 東海大学[静岡キャンパス]海洋学部水産学科では、2026年3月7日(土)、静岡駅パルシェ7階D会議室にて、公開セミナー「水産学科の深さと広さを知ろう!」を開催いたします。

マグロ.jpg 本セミナーは水生生物の生態や養殖を扱う「生物生産学」と、加工・安全・機能を研究する「食品科学」の2つの側面から、私たちが日常的に接する「海と食」の未来を最新の研究成果とともに解き明かすものです。午前の「生物生産学分野」では、深海と飼育技術という注目テーマを軸に4講演を展開します。髙見宗広講師は未知の生態に迫るための深海魚採集の最前線を紹介。特殊な環境下での調査の実際や技術革新について語ります。松浦弘行准教授は海洋生態系の基礎を支える深海プランクトンの役割に光を当て、見えない存在が海全体に与える影響について解説します。また、世界初の陸上養殖実用化が期待されるマダコの飼育と繁殖の最前線について、秋山信彦教授がその舞台裏と商業化への展望を語るほか、太田勇太助教は水族館や博物館で活躍する学芸員の仕事の実態について紹介。水産学を学ぶ先に広がるキャリアの可能性について具体的に説明します。

 午後の「食品科学分野」では、食卓に届く魚の付加価値と科学がテーマとなります。平塚聖一教授は、生産から加工、流通、消費に至るまでのダイナミックな流れを俯瞰し、魚が食卓に届くまでの知られざる科学を解説。後藤慶一教授は、富士通株式会社との共同研究により、ビンチョウマグロの脂質を冷凍状態のまま非破壊で評価する技術を世界で初めて確立した成果を紹介します。超音波とAIを活用した「おいしさの見える化」は、食品業界の常識を変える可能性を秘めています。さらに、清水宗茂教授が海の恵みを最大限に引き出す食品開発の挑戦を語り、浅川倫宏准教授は海洋生物が持つ「毒」の意外な側面を解き明かすなど、食の安全と可能性を多角的に考察します。

 本学では、さまざまなリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元することで、よりよい社会づくりに貢献したいと考えています。今回の公開セミナーもそうした本学の考えに基づいて行うものです。

 

■東海大学海洋学部水産学科公開セミナー実施概要

タイトル

水産学科の深さと広さを知ろう!

日時

2026年3月7日(土)(開場10:00)

【午前の部】生物生産学分野 10:30~12:30

【午後の部】食品科学分野  13:30~15:30

会場

静岡駅パルシェ7階D会議室(所在地:静岡市葵区黒金町49)

参加人数

62名(予定)

 

■プログラム

午前の部

生物生産学分野

10:30

深海魚の採集方法(髙見宗広講師)

10:55

深海のプランクトン(松浦弘行准教授)

11:20

休憩

11:25

マダコの飼育と繁殖(秋山信彦教授)

11:50

学芸員のシカクとシゴト(太田勇太助教)

12:15

質疑

12:30

午前の部 閉会

 

 

午後の部

食品科学分野

13:30

魚の生産から消費まで(平塚聖一教授)

13:55

~マグロの美味しさ♡の謎に迫る!~(マグロ-筋肉痛)×超音波×AI=なに?(後藤慶一教授)

14:20

休憩

14:25

海の恵みを生かした特長ある食品開発への挑戦!(清水宗茂教授)

14:50

海の毒の裏の顔(浅川倫宏准教授)

15:00

質疑

15:30

閉会

 

<本件およびご取材に関するお問い合わせ>

東海大学静岡カレッジオフィス 企画・広報係:金子、青木、柴田

TEL.054-337-0144 Email:koho-shizuoka@tokai.ac.jp

 

一覧へ戻る