東海大学チャレンジセンター 病院ボランティアプロジェクト 創作絵本の読み聞かせ動画をYouTubeで配信中~薬を飲むことや手洗いの必要性を子どもたちにわかりやすく説明~

2021年03月09日

▲『おくすりってどんなもの?』
東海大学[湘南キャンパス]チャレンジセンターの学生プロジェクト「病院ボランティアプロジェクト」では、服薬が苦手な子どもたちのために、メンバーが制作したオリジナル創作絵本『おくすりってどんなもの?』に音声を乗せた読み聞かせ動画を2月19日に、動画共有サービス「YouTube」において公開いたしました。

今回、動画で公開した絵本『おくすりってどんなもの?』は、2019年に同プロジェクトの学生たちが制作したもので、女の子と擬人化された薬箱が、薬を飲むことの大切さや正しい飲み方を学んでいくストーリーです。制作にあたっては、医学部付属病院の薬剤師や看護師に指導を受けたほか、本学医学部看護学科や教養学部芸術学科の教員、地域の小児科の医師などの協力・監修を受けています。

同プロジェクトの学生たちは、本学医学部付属病院(神奈川県伊勢原市)での病棟ボランティア活動を経験する中で、検査や治療に対して不安を抱く子どもたちの姿を間近に見てきました。学生たちは、少しでもそうした子どもたちの役に立てたらと2012年から絵本の制作をスタート。付属病院のほか、地域の医療機関や図書館、幼稚園、保育園などへの無料配付や読み聞かせ活動を継続してきました。

しかしながら、2020年度は新型コロナウイルス感染症の影響により、実際に子どもたちと対面しながらの読み聞かせが難しかったことから、絵本の読み聞かせ動画をYouTubeで公開し、子どもたちがいつでもどこでも楽しめるようにいたしました。昨年6月には、感染症対策としてもっとも基本的な手洗いの大切さを題材にした『おててきれいにできるかな』を公開しており、今回の動画が2作目となります。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。学生たちによるこうした活動も、本学の考え方を体現するものです。

■絵本「おくすりってどんなもの?」読み聞かせ動画概要
公開日 : 2021年2月19日
再生時間 : カラー16ページ 約2分(ページ下リンクあり)
制作責任者 : 矢吹 真菜(工学部医用生体工学科4年次生)
        山下 健太郎(政治経済学部経済学科4年次生)
イラスト : 安藤 梨佐(教養学部芸術学科デザイン学課程4年次生)
       中村 詩菜(教養学部芸術学科デザイン学課程4年次生)
声の出演 : ナレーション 昼田 航奨(政治経済学部政治学科2年次生)
制作協力 : ちどりこどもクリニック院長 久保田 千鳥氏
本学医学部付属病院小児病棟 師長
小児救急看護認定看護師 横矢 ゆかり氏
本学教養学部芸術学科デザイン学課程 教授 池村 明生
児玉 千代子氏
制作:東海大学チャレンジセンター病院ボランティアプロジェクト
※学年、制作協力者の役職は2021年2月時点

■病院ボランティアプロジェクトについて
「患者さんの目線に立ち、入院している患者さんの不安要素を解消していく」という理念のもと、本学医学部付属病院の病棟でのボランティア活動や院内コンサート、一般の方を対象にした医療セミナーの企画運営など、さまざまな活動を展開しています。

■チャレンジセンタープロジェクトとは
本学が育成する「社会的実践力」のベースとなる「4つの力(自ら考える力・集い力・挑み力・成し遂げ力)」を身につけることを目標に、学部・学科・学年・キャンパスの枠を超えた仲間が、1年を通して活動する取り組み。ものつくりから災害復興支援、地域活性化まで、社会に貢献することを目的に多くの分野で活躍しています。

■本件に関するお問い合わせ
東海大学チャレンジセンター 担当:佐野・村井・大塚
TEL.0463-50-2504(直通)

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