東海大学［湘南キャンパス］では、7月28日（土）10：00より、本学湘南キャンパス松前記念館において、小学生・中学生対象の体験型学習プログラム「見て触って楽しむ博物館・美術館入門～キュレーター（学芸員）の仕事と日本画の魅力～」を実施いたします。

本プログラムは、美術に触れながら学芸員の仕事や日本画の魅力を体験的に学んでいただくものです。当日は、研究者や現役学芸員による指導のもと、美術館の最先端の取り組みや学芸員の仕事、作品保存の科学などについて学んだ後、実習として、色鮮やかな天然の岩絵の具や胡粉(ごふん)（貝殻などをすりつぶした顔料）、膠(にかわ)（動物の骨や皮で作られた接着剤）など、日本画の伝統画材を使用して豆うちわに絵を描いていただきます（豆うちわは、持ち帰り可）。また、学芸員による掛け軸の取り扱い方や、日本画を実際に目前で描く実演などの特別レクチャーも予定しています。

本プログラムは、独立行政法人日本学術振興会が科学研究費助成事業（科研費）の支援によって大学・研究機関などで生まれた研究成果を社会に還元することを目的として実施する事業「ひらめき☆ときめきサイエンス ～ようこそ大学の研究室へ～ KAKENHI」に企画を申請し、本学が採択されたことを受けて実施するものです。本学ではこうした取り組みをとおして、よりよい地域社会づくりに貢献していきたいと考えています。

■開催概要
日時　　　　：2018年7月28日（土）10：00～17：00（受付開始9：40）
会場　　　　：東海大学湘南キャンパス松前記念館（神奈川県平塚市北金目4-1-1）
テーマ　　　：見て触って楽しむ博物館・美術館入門
　　　　　　　～キュレーター（学芸員）の仕事と日本画の魅力～
スケジュール：09：40～10：00　受付開始
　　　　　　　　　　　　　　　　集合場所：松前記念館
　　　　　　　10：00～10：20　開講式（オリエンテーション）
　　　　　　　10：20～11：20　講義①「学芸員の仕事」
　　　　　　　　　　　　　　　　～ミニ企画展「世界のたね展」ができるまで～
　　　　　　　　　　　　　　　　体験学習①「世界のたね展」ガイドツアー
　　　　　　　　　　　　　　　　講師/篠原　聰（本学課程資格教育センター准教授）　　　
　　　　　　　11：30～12：20　講義②「日本画の魅力と資料保存の科学」
　　　　　　　　　　　　　　　　体験学習②「資料保存の科学」入門（作品編・展示環境編）
　　　　　　　　　　　　　　　　講師/今西　彩子（鎌倉市鏑木清方記念美術館　学芸員）他
　　　　　　　12：20～12：30　質疑応答
　　　　　　　12：30～13：30　昼食・休憩（学芸員や研究者、大学生と一緒に食事をします）
　　　　　　　13：30～14：30　体験学習③「資料を触ってみよう！！」
　　　　　　　　　　　　　　　　講師/広瀬　浩二郎（国立民族学博物館　准教授）他
　　　　　　　14：30～14：50　特別レクチャー：日本画実演
　　　　　　　　　　　　　　　　講師/小林　絵美子（藤沢アートスペース　学芸員）
　　　　　　　14：50～15：50　実習　日本画にチャレンジ！！
　　　　　　　　　　　　　　　　「豆うちわに日本画を描こう」
　　　　　　　15：50～16：10　クッキータイム
　　　　　　　16：10～16：40　ディスカッション（学芸員や研究者と交流）
　　　　　　　16：40～17：00　終了式（アンケート記入、「未来博士号」授与、写真撮影）
　　　　　　　17：00　　　　　　終了
　　　　　　　※希望者のみ松前記念館のバッグヤードツアー実施（20分）

■講師
小林 絵美子　藤沢市アートスペース 学芸員
今西 彩子　　鎌倉市鏑木清方記念美術館 学芸員
広瀬 浩二郎　国立民族学博物館 准教授
朝倉 徹　　　東海大学課程資格教育センター 所長
篠原 聡　　　東海大学課程資格教育センター 准教授
　
■この件に関するお問い合わせ
東海大学研究推進部研究支援課　担当：東・權田
TEL.0463-58-1211（代表）