東海大学医学部専門診療学系 漢方医学 第75回漢方教室を開講 テーマは「花粉症を治そう! ~東洋医学と生活習慣の工夫~」

2025年01月23日

 東海大学医学部では、315日(土)1400より、本学伊勢原キャンパス講堂Aにおいて、第75回漢方教室「花粉症を治そう! ~東洋医学と生活習慣の工夫~」を開講いたします。なお、本講座は、漢方や鍼灸に関心をお持ちの方であれば、どなたでも無料でご参加いただけます。

 

 ウェザーニューズ社の発表によると、2025年春の花粉(スギ・ヒノキ)飛散量は全国平均で平年比165%となる予想です。特に西日本、東日本で平年を上回り、西日本は過去10年で最多に匹敵する恐れがあるとしています。本格的な飛散時期としてはスギ花粉が2月中旬、ヒノキ花粉が3月中旬の見込みです。花粉の飛散が始まると多くの方を悩ませるのが花粉症。近年は副作用が少ないとされる抗アレルギー薬の開発や、唯一の根治治療と言われる舌下免疫療法の登場などで花粉症治療は大きく進歩していますが、一方で生活習慣の工夫や体質改善などによって症状の軽減を目指したいと考える方も少なくありません。そうした方に有効なのが漢方医学です。

2025年「第三回花粉飛散予想」https://jp.weathernews.com/news/50629/

 

 今回講師を務めるのは、本学医学部医学科専門診療学系漢方医学准教授の谷口大吾(本学医学部付属病院診療部東洋医学科)と本学医学部付属病院鍼灸師の山中一星です。花粉症のケアに役立つ漢方薬の基本的な考え方や、花粉の季節を少しでも快適に過ごすための生活習慣や体づくりのポイントなどについて、東洋医学の視点から二人の専門家がわかりやすく解説します。

 

 本学では、こうした講座をとおして、本学が有するさまざまな知見や研究成果の社会還元に努め、今後もよりよい地域社会づくりに貢献してまいります。

■開講概要

テーマ

75回漢方教室「花粉症を治そう! ~東洋医学と生活習慣の工夫~」

日時

2025315日(土)14001530

会場

東海大学伊勢原キャンパス 講堂A(神奈川県伊勢原市下糟屋143

講師

谷口大吾(本学医学部医学科専門診療学系漢方医学 准教授、本学医学部付属病院診療部東洋医学科)

山中一星(本学医学部付属病院 鍼灸師)

定員

200名程度

参加方法

事前申込制ではありませんので、当日直接会場にお越しください。

参加費

無料

お問い合わせ

東海大学医学部専門診療学系 漢方医学

TEL.0463-93-1121(代表)

※電話対応が可能な時間帯は平日9:00~17:00となります。

予めご了承くださいますようお願い申し上げます。

 

■漢方医学とは

 東洋医学の一つであり、古代の中国医学に由来し、日本で独自に発展した伝統医学です。古来より今日に至るまでさまざまな疾患の治療に幅広く用いられています。近年では現代西洋医学と組み合わせて用いられることも多く、現代西洋医学の欠点を補ったり、副作用を抑えたりすることで、よりよい医療を実践することが目指されています。

 本学医学部医学科専門診療学系漢方医学では、現代西洋医学とともに、漢方医学を上手に活用することで、多くの方々の健康の維持、推進に貢献できればと考えております。

 

■東海大学医学部専門診療学系漢方医学とは

 本学では、200210月に医学部寄付講座として東洋医学講座が開設され、20054月から医学部付属病院東洋医学科として診療を開始しました。20149月で寄付講座は終了し、20154月から全国でも数少ない正規の医学部専門分野として専門診療学系漢方医学がスタートしました。東洋医学外来には、漢方専門医であると同時に西洋医学の領域でも豊かな経験を持つスペシャリストが揃っており、東洋医学と西洋医学を融合させることで、患者様一人ひとりに合わせた最良の治療法を選択する、新しい医療を目指しています。

 

<本件に関するお問い合わせ・読者の方のお問い合わせ>

東海大学医学部専門診療学系 漢方医学

TEL.0463-93-1121(代表)  担当:伊澤

※診察等の都合上、読者の方からの電話でのお問い合わせは平日9:00~17:00に

 限らせていただきます。予めご了承いただきますようお願い申し上げます。

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