学校法人東海大学 建学75周年記念行事 東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト 世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」総合第4位(国内チームでは第1位)でゴール

2017年10月12日

東海大学チャレンジセンター・ライトパワープロジェクト・ソーラーカーチームは、10月8日(日)にオーストラリア連邦のダーウィンをスタートした世界最大級のソーラーカーレース「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」において、10月12日(木)16時18分(日本時間)にアデレードまでの3,022kmを走破し、総合第4位、国内のチームでは第1位(共に暫定)でゴールいたしました。
なお、大会公式結果は、後日ペナルティなどによるタイムが加算され、合計タイムや平均速度などが発表される予定です。

本学ソーラーカーチームは今大会参戦にあたり、パナソニック株式会社、東レ株式会社、株式会社ブリヂストンをはじめ、多数の国内企業のご協力のもと、新車両「’17 Tokai Challenger」を製作し、レースに臨みました。

■レース結果(暫定) 総走行距離/総合順位
1日目(10月8日)  605km/2位
2日目(10月9日)  1,250km /2位
3日目(10月10日) 1,786km /4位
4日目(10月11日) 2,415km /5位
5日目(10月12日) 3,022km /4位

■レース経過
<予選>
世界の国と地域から45台が出場した今大会。本学のソーラーカーチームは、10月7日(土)に行われた予選においてチャレンジャークラス第9位につけました。
<本戦初日(10月8日)>
本戦初日、スタート直後からライバルチームを抜き去り、大会2連覇中で1位を走行するオランダ・デルフト工科大学「Nuon Solar Team」(以下、「Nuon」)から約20km後方の2位まで追い上げました。(スタートから605km走行)
<2日目(10月9日)>
レース2日目、1位の「Nuon」を追走した本学ソーラーカーチームは、車輌トラブルで停車中の「Nuon」を抜いて一時はトップに立ちましたが、再びレースに戻った「Nuon」に先行を許し、接戦の末2位でこの日のレースを終えました。(スタートから1,250km走行)
<3日目(10月10日)>
薄曇りの天気となったレース3日目、本学情報技術センターおよび湘南キャンパスから送信された気象衛星「ひまわり」の画像データをもとに天候を予測し、バッテリー残量を計算しながらペースを緻密に調整する我慢のレース。前方を行く「Nuon」を追走する展開が続いた後、アメリカ・ミシガン大学とオランダ「Solar Team Twente」(以下、「Twente」)の猛追を受け、この日は4位でレースを終了しました。(スタートから1786km走行)
<4日目(10月11日)>
厚い雲が広がり、バッテリー残量を気にしながらの展開となった4日目。ベルギー「Punch Powertrain Solar Team」(以下、「Punch Powertrain」)と4位のポジション争いを繰り広げるも、順位を一つ落とし、この日は5位でフィニッシュ。(スタートから2,415km走行)
<5日目(10月12日)>
5位でスタートした5日目。チェックポイントでの30分間の義務停車の時点でトップを独走する「Nuon」とは約2時間30分の差。一つでも順位を上げたい本学ソーラーカーチームは、4位を走るオランダ「Twente」が30分間のペナルティを受けたことで、4位に浮上。その後は、晴天のもと、2位のアメリカ・ミシガン大学と3位の「Punch Powertrain」を懸命に追いかけましたが、最後はアデレード市内の渋滞に巻き込まれ、16時18分(日本時間)、総合第4位、国内のチームでは第1位(共に暫定)でゴールしました。

<参考>
■「2017ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ」について
太陽光のみを動力源として、オーストラリア北部の都市「ダーウィン」から南部の「アデレード」までの総延長3,022kmを総走行時間で競うソーラーカーレースです。1987年から開催され、今回で14回目となる30周年大会には、2連覇中のオランダ・デルフト工科大学をはじめ、同・トゥウェンテ大学、アメリカ・ミシガン大学、同・スタンフォード大学など世界の国と地域から45チームがエントリーしました。
(メインクラスとなるチャレンジャークラスは26チーム)

開催日程:2017年10月8日(日)~15日(日)
会  場:オーストラリア連邦 ダーウィン~アデレード(3,022km)
主  催:South Australian Motor Sport Board
http://www.worldsolarchallenge.org/ (公式サイト)
http://www.u-tokai.ac.jp/effort/activity/challenge/WSC2017/ (大学特設サイト)
https://www.facebook.com/tokaisolarcar/ (チームFacebook)

■遠征メンバー
総監督:木村英樹(本学工学部電気電子工学科 教授)
監督:福田紘大(本学工学部航空宇宙学科航空宇宙学専攻 准教授)
チームリーダー:武藤創 (本学工学部動力機械工学科 2年次)
特別アドバイザー:池上敦哉(KYBモーターサイクルサスペンション)、竹内豪(ミツバ)、岩田大裕(パナソニック)、平澤浩人(タートル工業)、飯田茂(飯田製作所)、平田将大
ドライバー:喜多洸介(本学工学部動力機械工学科3年次)、菊田剛広 氏(日本ケミコン 特別アドバイザー)、シッドビッカナーバー(NASA 特別アドバイザー)、佐川耕平(本学工学部電気電子工学科 助教)
コーディネーター:佐藤多嘉雄(本学チャレンジセンター 課長補佐)
メンバー26名(内訳/学生14名、教員3名、職員1名、特別アドバイザー8名)

■国内支援メンバー
衛星画像処理チーム、技術支援チーム、情報支援チーム、広報支援チーム(約30名)

■東海大学ソーラーカーチームの世界大会での実績
2008年 サウスアフリカンソーラー・チャレンジ(南アフリカ)総合優勝
2009年 ワールド・ソーラー・チャレンジ(オーストラリア)総合優勝
2010年 サウスアフリカンソーラー・チャレンジ(南アフリカ)総合優勝
2011年 ベオリア・ワールド・ソーラー・チャレンジ(オーストラリア)総合優勝
2012年 サソール・ソーラー・チャレンジ(南アフリカ)総合優勝
2013年 ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(オーストラリア)総合2位
2014年 カレラ・ソーラー・アタカマ(チリ)総合優勝
2015年 ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(オーストラリア)総合3位
2016年 サソール・ソーラー・チャレンジ(南アフリカ)総合2位
2017年 ブリヂストン・ワールド・ソーラー・チャレンジ(オーストラリア)総合4位

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

一覧へ戻る