近隣の海が教室に 海岸浸食の現場で考える未来の環境 ~アカウミガメの産卵環境を題材にした6年生のフィールドワーク~

2026年02月20日

 東海大学付属静岡翔洋小学校では、2026年2月25日(水)12:50より、卒業を控えた6年生を対象に、「海岸浸食とウミガメ」と題した特別授業を実施いたします。

ウミガメ.jpg 近年、各地で進行する海岸浸食は、私たちの生活や生態系に大きな影響を及ぼしています。静岡市周辺の海岸も例外ではなく、アカウミガメが実際に産卵する三保の海岸においても、砂浜の減少、人や車の立ち入り、街灯などの人工的な光の影響で、産卵しても孵化に至らない事例が増えており、東海大学海洋科学博物館では産卵巣の保護活動に取り組んでいます。

 本校の6年生は、4年生だった2023年度から、理科「かけがえのない地球環境」の単元において毎年、同博物館を訪れ、ウミガメの産卵や海岸環境について学習してきました。今回の特別授業は、その理科学習を発展させ、知識として学んだ内容を、実際の海岸環境と結び付けて考える実践的な学びとして位置づけられています。

ウミガメ2.jpg 当日はまず、本校内で同博物館の学芸員2名を講師に迎え、静岡市における海岸浸食の現状やその要因、アカウミガメの生態・保護活動についての講義を聞き、ウミガメの標本観察を通して理解を深めます。その後のフィールドワークでは近隣の海岸へ移動し、4名程度のグループに分かれて、海岸に再現したアカウミガメの産卵巣を観察。波打ち際からの距離や砂の状態、周囲の環境などを調べながら、その場所が産卵巣として保護すべき場所かどうかを判断します。また、再現した産卵巣を掘り返し、卵を保護する作業の疑似体験を通して、保全の重要性について実感をもって学びます。6年生たちはこれまで1年間、「総合的な学習(探求)の時間」の中でも地球環境問題について学び、考えを深めてきました。本授業は、理科と総合的な学習(探求)の時間をつなぐ、教科横断的な学びの集大成として実施するものです。

 本校では、地球市民として未来を創造していく子どもたちが、地域だけでなく地球規模で起こっている環境問題について学び、環境保全のために自分たちは何ができるかを真剣に考えることが重要であるとの認識から、年間を通じてこのような環境教育を積極的に展開しております。

 

■実施概要

日時

2026225日(水)12501510

※雨天時、フィールドワークは本校内での写真・動画を用いた内容に変更

会場

東海大学付属静岡翔洋小学校アリーナ(所在地:静岡市清水区折戸3-20-1)、近隣の海岸

参加

東海大学付属静岡翔洋小学校6年生58名、(引率教員あり)

内容

①講義/静岡市の海岸浸食、アカウミガメと保護、標本観察、フィールドワークの説明(講師:東海大学海洋科学博物館 学芸員2名)

②フィールドワーク/4名程度のグループで海岸環境の観察、再現したアカウミガメの産卵巣観察および卵保護の疑似体験

 

 

<この件に関するお問い合わせ>

東海大学付属静岡翔洋小学校 担当:新倉

TEL.054-334-2408FAX.054-334-9950

 

 

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