熊本市動植物園・東海大学農学部 第6回合同シンポジウムを開催動物たちの親子関係~動物園で動物の社会を考える~

2018年10月30日

▲本シンポジウム ポスター
東海大学[九州キャンパス]農学部では、来る11月4日(日)13:30から、熊本市動植物園と合同で、シンポジウム「動物たちの親子関係~動物園で動物の社会を考える~」を同園動物資料館レクチャールームにて開催いたします。

※本件は当初、9月30日(日)の実施を予定しておりましたが、台風24号の接近に伴い、11月4日(日)に延期となりました。講演内容に変更はございません。

本シンポジウムは、希少動物の保護や生態調査、動物と自然環境の考察など、さまざまな役割を持つ動物園を舞台に、“動物たちの社会”について、動物研究の専門家と市民の皆さんとが共に考える機会をつくろうと、同園と本学が協働で企画したもので、今回が6回目の開催となります。

当日は、「動物たちの親子関係」をテーマに、動物たちの正常発達をめざす動物園のさまざまな取組や、ほ乳類の成長に影響を及ぼす幼少期の環境、チンパンジー母子を題材にした母子分離の長期的問題などについて、3名の専門家がそれぞれ講演。また、総合討論では、今年8月30日に開催した高校生対象ワークショップの中で寄せられた「動物園の課題」をもとに、今後の動物園のあり方について意見を交わします。なお、進行役には、今年3月に熊本県民テレビを退職されたフリーアナウンサー・村上美香氏をお迎えします。

本学では、総合学園としてのリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元し、よりよい地域社会づくりに貢献したいと考えています。本シンポジウムも、そうした本学の考えを体現するものです。

■開催概要
日時 :2018年11月4日(日)13:30~16:00
    ※報道受付は、13:00から会場にて
会場 :熊本市動植物園 動物資料館レクチャールーム(熊本市東区健軍5-14-2)
受講料:無料(別途入園料が必要です)
申込み:不要
内容 :司会進行/村上 美香氏(株式会社ヒトコト社 代表)
<講演>
◇「動物園動物の親子関係~動物の成城発達をめざして~」
  講師/松本 充史氏(熊本市動植物園 獣医師)
◇「ほ乳類の子育て~幼少期環境の影響~」
  講師/今井 早希(東海大学農学応用動物科学科 助教)
◇「チンパンジー母子の長くて深い絆~母子分離の長期的問題~」
  講師/森村 成樹氏(京都大学野生動物研究センター 准教授)
<総合討論>
◇「動物園はどこに向かうべきか?~高校生の提案を軸に~」
  コーディネーター/伊藤 秀一(東海大学農学部応用動物科学科 教授)
主催 :熊本市動植物園、東海大学農学部

■この件に関するお問い合わせ
東海大学農学部応用動物科学科 担当:伊藤 秀一
TEL.096-386-2673

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