東海大学医学部専門診療学系 漢方医学第51回漢方教室「頭痛がつらい人のための漢方~体質を改善して根本的に治す~」開講

2017年12月25日

東海大学医学部では、1月20日(土)14:00より、本学伊勢原キャンパス 講堂Aにおいて、第51回漢方教室「頭痛がつらい人のための漢方~体質を改善して根本的に治す~」を開講いたします。

多くの人が悩まされている頭痛。この頭痛には、心身のストレスや疲労が原因で肩周りの筋肉が緊張することによって生じる「緊張型頭痛」のほか、心身のストレスから解放された時や飲酒などによって血管が拡張することで起きる「偏頭痛」、さらには、季節の変わり目や雨の前日(低気圧)など、環境の変化から生じる頭痛など、さまざまな種類があります。東洋医学では、このような頭痛の性質や増悪因子に加えて、吐き気やのぼせといった随伴症状の観点から漢方を処方し、頭痛と合せて他の症状を和らげ、体調を改善することを目標にします。

今回の漢方教室では、「頭痛」をテーマに、本学医学部付属病院診療部東洋医学科科長・教授の新井信と本学医学部付属大磯病院鍼灸師の高士将典が講師を務め、頭痛を引き起こす要因や随伴症状から頭痛の種類を解説、症状や体質に応じた漢方をご紹介します。なお、漢方や鍼灸に関心をお持ちの方であれば、どなたでも無料でご参加いただけます。

本学では、2002年10月に医学部寄付講座として東洋医学講座が開設され、2005年4月から医学部付属病院東洋医学科として診療を開始。2014年9月で寄付講座は終了し、2015年4月から全国でも数少ない正規の医学部専門分野として専門診療学系漢方医学がスタートしました。東洋医学外来には、漢方専門医であると同時に西洋医学の領域でも豊かな経験を持つスペシャリストが揃っており、東洋医学と西洋医学を融合させることで、患者様一人ひとりに合わせた最良の治療法を選択する、新しい医療を目指しています。オーダーメイド医療が注目される中、漢方などの東洋医学治療は、治療の幅を拡げる一つの手段であると言えます。

■開講概要
テーマ:第51回漢方教室「頭痛がつらい人のための漢方~体質を改善して根本的に治す~」
日時:2018年1月20日(土)14:00~15:30
会場:東海大学伊勢原キャンパス 講堂A(神奈川県伊勢原市下糟屋143)
講    師:新井 信(本学医学部医学科専門診療学系漢方医学 教授、本学医学部付属病院診療部東洋医学科 科長)
       高士 将典(本学医学部付属大磯病院 鍼灸師)
定    員:200名程度
参 加 方 法:事前申込制ではありませんので、当日直接会場にお越しください。
参  加  費:無料
後    援:伊勢原市
お問い合わせ:東海大学医学部専門診療学系 漢方医学
       TEL.0463-93-1121(代表)内線2249
       ※電話対応が可能な時間帯は9:00~17:00となります。

■漢方とは
東洋医学の一つであり、日本で独自に発展した伝統医学です。現在中国で行われている中国医学は「中医学」と称され、漢方とは異なるものです。この二つの医学のルーツは同じと言われていますが、その考え方や用いられる生薬は大きく異なっています。
東洋医学では、病気にはなっていないものの、将来発病する可能性がある状態を“未病”と言い、心身のバランスが崩れたところで発病すると考えられています。漢方の治療では、どの部分がバランスを崩しているか調べた上で治療法を決め、心身のバランスを正常な状態にしていきます。

■本件に関するお問い合わせ
学校法人東海大学 経営企画室広報課
TEL:03-3467-2211(代表)
FAX:03-3485-4939
mail:pr@tokai.ac.jp

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