東海大学情報技術センター 研究報告会・開設50周年記念行事 半世紀の歩みと研究の最前線を紹介 宇宙飛行士・毛利衛氏の特別講演も ~衛星観測とSNSを融合した災害情報システムなど、最新の研究成果を報告~

2024年09月05日

 東海大学情報技術センター東海大学品川キャンパス2号館大講義室において、研究報告会ならびに開設50周年記念行事を開催いたします。

 

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▲本報告会・記念行事の案内チラシ

 1974年に開設した本センターではこれまで、衛星リモートセンシングをはじめとする地球観測および画像解析技術の先端研究を行ってきました。近年では、大気・陸面・海洋・海氷の衛星観測に加えて、ITを活用した農業・林業支援、視線計測、災害情報の共有・発信など、新たな分野の研究と技術開発にも取り組んでいます。また、2023年からは気象庁やJAXA(国立研究開発法人宇宙航空研究開発機構)と共同で、各地で大きな被害をもたらしている線状降水帯のメカニズム解明と災害リスク分析を目指した共同研究も進めています。

 

 今回の研究報告会では、災害発生時に衛星画像を用いて宇宙から広域な状況を把握すると同時に、SNSを使って個々人が発信する道路状況や避難所のニーズなどの情報を得て、安全な避難行動や災害対応がとれるようにするシステムの開発や、衛星画像の解析技術を応用したコンピュータ筆跡鑑定に関する研究など、本センターの研究者が進める研究の最前線を報告。続く第2部の開設50周年記念行事では、本センターの活動の軌跡や現在の活動の様子をご紹介するほか、宇宙飛行士で日本科学未来館名誉館長を務める毛利衛氏による特別講演「地球観測からの未来智」なども予定されています。

 

 本学では、さまざまなリソースを活用し、集いと交流をとおして教育・研究の成果を広く社会に還元することで、よりよい社会づくりに貢献したいと考えています。今回の研究報告会ならびに開設50周年記念行事もそうした本学の考えに基づいて行うものです。

 


 

■東海大学情報技術センター 第1部 研究報告会・第2部 開設50周年記念行事 実施概要

日時

2024年9月14日(土)

第2部 開設50周年記念行事15:30~17:45

会場

東海大学品川キャンパス2号館大講義室(東京都港区高輪2-3-23)

 

■プログラム

【第1部】東海大学情報技術センター研究報告会(13001500

司会:内田 理(情報技術センター教授)

①開催挨拶 中島 孝(情報技術センター所長・教授)

②「抽象情報に基づく移動体ナビゲーションに関する研究」

 報告者:村松 聡(情報技術センター准教授)

③「災害・非常時におけるソーシャルメディア利活用に関する研究」

 報告者:宇津圭祐(情報技術センター准教授)

④「コンピュータ筆跡鑑定に関する研究」

 報告者:福江潔也(情報技術センター客員教授)

⑤「脳-AI接続系の構築に向けた視聴覚刺激による脳活動制御技術の開発」

 報告者:倉重宏樹(情報技術センター講師)

⑥「気象衛星・地球観測衛星によるリモートセンシングを応用した水災害対応技術の開発」

 報告者:白水元(情報技術センター助教)

 

【第2部】東海大学情報技術センター開設50周年記念行事(15301745

司会:竹村憲太郎(情報技術センター次長・教授)

①学長挨拶 松前義昭(学校法人東海大学理事長・東海大学学長)

②「東海大学情報技術センター(TRIC)活動沿革紹介」長 幸平(前情報技術センター所長・教授)

③「近年の東海大学情報技術センター(TRIC)活動紹介」中島 孝(情報技術センター所長・教授)

④ご来賓紹介

 沖 理子氏(宇宙航空研究開発機構・地球観測研究センター長)

 池田 要氏(一般財団法人リモート・センシング技術センター理事長)

 酒巻 久氏(キヤノン電子株式会社 代表取締役会長)

⑤特別講演「地球観測からの未来智」

 毛利 衛氏(宇宙飛行士・日本科学未来館名誉館長)

<この件に関するお問い合わせ・ご取材のお申込み>

東海大学情報技術センター 担当:伊藤、竹村

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